写真:イフガオ州キアンガン
4年前の訪比では、バギオ(バギオ市の州都)、キアンガン、フンドゥアンの三か所に泊まりましたが、今回はキアンガンのみ4泊です。
キアンガンの宿は、4年前と同じ。D(三女の夫)のお母さんの友達が経営している民泊です。民泊といっても、部屋は多く、全部で20人以上泊まれる。結婚式の期間、ほぼ貸し切り。結婚式への出席者は、親戚を含め、バギオ在住者が多く、それらの人たちがみなこの民泊に泊まるのですね。
写真:今回の宿(EL KIKASA HOMESTAY)
初日の夜に通された部屋はけっこう広く、部屋の中に作り付けの小二階があって、全部で6人が宿泊可能。翌日は宿泊する人が多いので、私たちは別の二人部屋に移るとのこと。
部屋には4年前とは違い、パナソニック製の電気湯沸かし器がついていたので、温水シャワーを浴びることができます(ただし、水圧は低い)。「タボ」(ポリバケツ、簡易電熱機器、手桶のセット。くわしくは下のリンク記事を参照)を覚悟していた私たちにとってはありがたいことです。
しかし、部屋にはタオルも、そしてトイレットペーパーもない! 言えば用意してくれるようなのですが、深夜の到着だったこともあり、初日の夜は持参したタオルとポケットティッシュで乗り切りました。
部屋には窓はあるけれど、ガラス戸はなく、網戸がはまっているだけ。一日中、外気にさらされます。イフガオは山岳地帯で1000メートル級の山に囲まれています。1月は1年の中でも涼しい季節で、気温は日中は25度程度ですが、夜は15度ぐらいまで下がることがある。夜は長そでと毛布が必要です。
翌日、早めに起きて、朝食会場(屋上のテラス)にいると、4年前に私たちが使った部屋から、10代半ばぐらいの女の子が出てきて、私たちに挨拶をしました。
一年前に泊まった部屋について、「子ども部屋みたいだ」という感想を当ブログ記事に書きましたが、その予想は当たっていたようです。
フィリピン便り~ホテル事情
その後、同じ女の子が朝食を運んできました。
スパムを薄く切って焼いたものがメインディッシュで、焼きバナナ、野菜(サヨテ=隼人瓜)と卵の炒め物、大盛りのごはんを、ビュッフェ形式で、各自が取り分けて食べます。
フィリピンは、基本、三食お米の食事で、ごはんをもりもり食べます。
そして、フィリピンコーヒー。この辺りはコーヒー豆の産地で、味もまあまあ。
朝食のとき、娘から聞いた話。
「今日になって、宿泊予定の7人がドタキャンで、どうしようかと思っていたら、お父さんが、来る予定のなかった人をおおぜい連れてくるらしいんで、つじつまがあいそう」
これもフィリピンあるある。
翌日以降の三泊は、大きな部屋をお父さんの親戚に譲り、私たちは2人用のこぢんまりした部屋。ここにも湯沸し器はありましたが、洗面用のシンクが壊れていたのが残念でした。
湿度は高く、シャワーを浴びるときに下着を洗い、部屋の中に干しておいてもなかなか乾かない。
細かいところで不満はありましたが、全体として、4年前より進化した部分があり、宿に大きな問題はありませんでした。
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