ペンシルバニア鉄道 GLd オープンホッパーカー 

2007-11-13 20:40:53 | 米国型貨車
ペンシルバニア鉄道 GLd はUSRA 50トン積みオープンホッパ車です。

*USRAは第一次世界大戦で急増した輸送に対して、効率よく車輌を製造するために標準型を制定し、各鉄道に割り当てた組織です*

PRRでは1919年に300輌を受け入れていますが、数千輌単位でホッパ車を保有したこの鉄道では少数派でした。
1950年には295輌残っていましたが、その後急速に数を減じ1953年-39、1955年-30、1958年-4輌となっていました。

トップ画像はアキュレイルの製品です。
下の本Pennsylvania Railroad Steel Open Hopper Cars にはこの模型の手本となったロードナンバー220152の実物写真が掲載されています。
製品化するときにこの本の著者が資料を提供したのだそうです。



アキュレイルのキットは、買ってきたら連結器と台車を取り付ければ一丁上がり!
対して今回組み立て始めたティッチートレイングループのキットは、簡単に言えばプラモデルなのですが細密志向の難物キットです。 とにかくパーツが合うまで徹底的にヤスリを入れなければなりません。



先ず最初はウエイトをゴム系接着剤で貼り付けるところから始めます。
次にホッパの間にはまり込むようにフレームを削り、ブレーキリグを取り付けます。
製品は製造当時からのKDブレーキを表現していますが、1950年代まで残った設定にするためにABブレーキのレザーバーとトリプルバルブを取り付けておきました。



説明書の順に従って、エンドを付けてからボルスターを取り付けたフレームを車体に固定し、ホッパードアとそのディティールパーツを取り付けました。
PRRではホッパードアのロックがUSRAとは違った形態のを採用していたので、バウザー製H21-Aキットの予備パーツを取り付けて表現しました。



トラックとカプラーは車体の傾きと高さをチェックするために仮に取り付けています。

当ブログからブックマークさせていただいている鮫鼻さんの素晴らしい真鍮製ホッパ車を見たとたんに、主体性の乏しい私はホッパ車キットに手を伸ばしてしまったのでした。
またイナ@ペンさんは現代の石炭車Top-Gonの自作プロジェクトを始められるそうなので、これも刺激になっています。
何かに付け他力本願なBrass_Solderなのでした。(汗

次はグラブアイアンを取り付けます。
続く・・・
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