CAMBRIA & INDIANA 鉄道のホッパ車

2006-10-07 14:54:24 | 米国型貨車
Cedko Publishing Co. の2006 PRRカレンダーをPCの前に貼って見ているのですが、今月になってもう一週間にもなるのにめくるのを忘れていました。
今朝気付いてめくったら、10月は紅葉した山をバックにL-1ミカド#3639が、貨車を牽いてサスケハナ川に掛かるロックビル ブリッジに進入するシーンで、なかなか良いのでしばらく見とれていました。
機関車は勿論良いとして、続く貨車も気になります。次位の50フットGon、その次の34フット カバードホッパー共に面白そうな貨車なのですが、残念な事にロードネームが見えません。その次が50t リブドサイド ツインポッパ車なのですが、これはC&I のヘラルドがはっきりと見えます。

CAMBRIA & INDIANA はPENNSYLVANIA州の中ほど、有名なホースシューカーブから西へ山を上り、峠を越えたCressonでメインラインから北西に分かれた支線のNanty-Gloから北へと伸びていた鉄道です。
PENNSYLVANIA Short Lines in color vo.1 (Morning Sun Books)によると1904年にC&I になる以前はBlacklick and Yellow Creek RRと称し、さらにその前身はロギング鉄道であったそうです。
主要な貨物は地域で産出される石炭であったらしく、多数の石炭車を所有していたようで、PRRやジャージーセントラル、レディングなどの写真集にけっこう写っています。一番目にする機会が多いのは34フット オフセットサイドのホッパ車なのですが、他にも50tリブドサイド、70tリブドサイドも見る事が出来ます。
1979年には建国200年を記念して機関車、カブースと共に1779と1979の2輌の34フット オフセットサイド車が派手なバイセンティニアル色に塗られました。(数年前にNゲージホッパ車が売られていたのをご覧になった方もいらっしゃると思います。)上記写真集にはその後に真っ黒に戻された1997の姿が記録されています。

ここにご紹介した模型はStewart Hobbiesから発売になっていた55tフィッシュベリーホッパ車で番号違いの3輌セットでした。ただし上に書いたリブドサイドはサイドシルが垂下していない(アサーンの34ftリブドサイドのような)タイプですので、この模型と同一のプロトタイプが存在したのかは不明です。

最初はCAMBRIA・・がなんだか良く判らなかったのですが、ペンシーの写真集を見ているうちに編成に混じっているの気付いて、だんだん親しみが湧いてきたというわけです。
こんなマイナーな鉄道の貨車でも、調べてみるとけっこう面白い物ですね。
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