ワム50000 アダチ 19

2015-05-27 13:58:29 | 国鉄有蓋貨車 戦前型ワム
実物二軸貨車で走り装置と言えば二段リンク 担いバネ 軸箱 軸箱守などのセットを指すが、
私の16番模型ではそれらは装飾に過ぎないので実際に車軸を取り付けて車体を支える物が必要になる

前回のヨ2000までは軸受と一体のいわゆるフカヒレイコライザを一生懸命作っていたが、あれは私には荷が重過ぎると思った
前後梁を繋ぐ重要な結節点や捻れ軸の支持など、精度が必要な場面で手が追いつかないためにガタが大きすぎて期待したように動いてくれないのだ

そこでTMS876(今年の3月号)に発表された てんびん棒イコライザー を真似てみることにした
*まあアレは私も イコライザ ではなく バネ支持 だと思うんだけれど*

まず軸受をt0.3燐青銅板を切り抜き、曲げて穴を開けメタルを取り付けた *トップ画像
日光製車軸(軸長25ミリ)の場合は左右メタルの内法が22.5ミリになる
以前はt0.5板で作っていたが車輪の着脱の度に微妙に広がってしまうので、今回は試しにt0.3で作ってみた
車輪を入れて指で弾くとかなり回転してくれた

次に前後軸受をt0.2x4ミリ巾の燐青銅板(KATO旧型客車の集電板)で連結した


方眼紙の上で直角平行に注意してハンダ付けした
そして軸受の上面中央にレール方向に0.5ミリ真鍮線をハンダ付けして車体重量の受けとした


このままだと軸受は左右に自由にシーソーするので前後を連結した燐青銅板の中央を床板にネジ留めした


軸受と高さを合わせるためにt0.8板のワッシャを入れてある

これでバネで傾きを規制した車体の二点支持が出来た


つまりTMSの記事と同じこと
ところがバネが柔らかすぎてフニャフニャしている
バネを厚くするか、短くするか、幅広くするか? やってみよう
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