バネの強さ

2011-07-09 16:32:19 | 国鉄貨車
7/3にD6025さんが下さったコメント KATOのバネはわずかに撓んでいる をずっと考えていた

私なりに思うにはKATOは合成樹脂性なので平面が狂い易いのではないかと思った
床板とフレームに相当する板の間にウエイトを挟み爪で留まっている
最初は平面に出来ていたとしても爪の押し合いや経年による合成樹脂内部の変化で歪みが起こると思う
おそらくKATOはそれを見越して接地した時点でバネが撓むような設計にしたのではないだろうか?

私の考え方としては基本的には4輪リジッドで、ショックが有った場合のみそれを吸収すること
ついでにガラガラ走行音がすこし低減できれば良いという最初のプランで今回は続行しようと思う

前回作った軸受けとバネはそこそこ満足の出来る物だったが、今回はもう少しバネを柔らかくする方法を考えてみた
軸受けの左右梁の幅が23ミリなのでバネは20ミリまで長くして、床板に接する部分を4ミリに短くした
それによりバネとして働く長さが8ミリとなり柔らかさが向上した
それとホビー/アダチ方式の利点も取り込んでみようと片側のバネの曲げ位置を変えてみた
つまり床板に接する部分の平面を廃しヘの字にしてしまった
計画当初はこういう形にするとそれこそ左右が不安定になり姿勢が安定しないと思い込んでいたが、実際やってみたらまったく杞憂である事がわかった

↓ 左 前回作った18ミリ長のバネ  右 20ミリ長に作って片方をヘの字に曲げたバネ


留めネジを段付きにするために入れるパイプの長さを一定にするのも難しくて頭が痛かったが、ふと思いついて棒を使用したら上手く出来た
まずパイプ内径が1.4ミリなので丁度手持ちがあった1.35ミリスチール線をピンバイスに少々緩めにセットする
ノギスの段差測定部を1ミリにセットしてネジを締めてジョウを固定し、ピンバイスにセットしたスチール線を押すと1ミリ出っ張った状態になるのでピンバイスをキッチリ締める
スチール線に適当に切ったパイプをはめて整形すれば1ミリ長のカラーの出来上がり
普通は皆さんご存知の方法だろうと思うけれど、今まで必要なかったのでやり方を知らなかったということ(汗
*画像はイメージです(笑)隙間が開いてます*


今回はワフ用として床板下面高さ12.5ミリで作っているので軸受け上面と床板のクリアランスは0.5ミリ
そこへt0.2のバネが入るのでストロークは0.3ミリ
バネの反りは約1ミリとした


結果は18ミリ長のバネは硬く20ミリのはフワフワした
どちらも4輪ともしっかり接地しているので今後は20ミリ長を標準にすると思う
ホビー/アダチ方式を取り入れたつもりの ヘ の字バネと中間に4ミリ平面を入れた物の違いは判別できない
つまり全部 ヘ の字でも段付きビスいっぱいに押し付けられているので同じことなんだと思った

まだワフの上回りは何も出来ていないのでアダチのワム90000に2種類取り付けてみた


ここ数日悩んでいたのは、実はこれの他に側梁の補強の作り方
これはもう少しやらないと形にならない
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