小名浜臨港 B376 （600 珊瑚） 1

1897（明治30）年 ナスミス ウイルソン社（英国）製造
総武鉄道１０号機として輸入され、買収で鉄道省637、払い下げで日本沃土637、さらに日本水素637となり小名浜工場の入れ換え機になっていた
その後工場内の運転管理を臨港鉄道が行うようになり譲渡された
資料ではB376となっているが実車の写真では637の立派なプレートを付けたままである。 廃車は昭和31年4月

このキットは１０年ほど前に発売された改良再生産品で動輪が線バネで可動になった
なんとなく買っておいたが当時としては高い買い物だったと思う
小名浜には時期がずれて２輛のナスミスウイルソンが居た
このB376ともう１輛のB377だ
B377は角形のサンドドームが追加されていたり炭庫、水槽のリベットが消滅していたりとけっこう加工箇所があるのに対し、B376はキットをほとんどそのまま組めば出来上がる
B376の問題は実車が付けていた鉄道省637のナンバープレートで、これが手に入るかどうか現時点では不明
だめならば計画変更してナンバーがペンキ書きのB377にしてしまうことも考えている

8/25 着工初日は説明書に従って組立済み主台枠に仮に組み込んである動輪を外し、ガイドヨーク受け、集電ブラシ受け、前後排障器等を取り付けてシリンダーも組み立てた