ワム アダチ 36

2013-02-16 06:45:11 | 国鉄有蓋貨車 戦前型ワム
3輌目のイコライザを作った
これにはdda40xさんが教えて下さった重力をキャンセルするバネを付けた
1/29に記した通り、このイコライザはイコライザの自重によって常に梁が垂れ下がる方向に車軸がヒネられるという欠点がある
そこで垂れ下がる分だけバネで補正すれば良い
それはdda40xさんやワークスkさんのブログを読んで判ってはいたが、具体的にはどうすれば良いのか見当が付かなかった
そこへいただいたコメントによって簡単にバネを掛ける方法が理解出来た

支点軸の燐青銅線をイコライザ中央でだけ固定してイコライザ車端側はフリーになっている
そして端を90度曲げて床板に接触させてトーションバースプリングとして作用させた


上画像では天地逆のためバネが効かず軸受が右に傾いているが、正立させるとバネが効いて水平になる
これでイコライザ中央が垂れ下がるのだけ防止する事が出来た

垂れ下がり防止バネ無し 梁中央の垂れ下がりだけでなく軸受がハの字に開いている


バネ入り 梁中央が若干下がっているのは精度不足のため


*このキャンセラは構造が簡単なので容易に作れるが・・・
*イコライザ自体が小型で軽量の16番の2軸貨車は車輌の総重量(このワムで75グラム)だけで充分安定すると思われる
*軸受+イコライザ(車輪無し)1輌分はたったの 5.6グラム
*HOでも車体が長い86フットボックスカーやオートキャリア それに質量の大きいOスケール等にはキャンセラが必要だろう


散々てこずって嫌になってしまったフカヒレ先端の復旧はハンダ付けが1回で済む方法を考えた
すでに取り付けてしまった支点受けをそのまま使いたかったので高さも変えたくなかったし

t0.8真鍮板の断面に0.5ミリ穴を開けて燐青銅線を差し込んだ


穴の深さは1.5ミリほどだがハンダ付けしなくても大丈夫だった


4x4ほどに切り出してフカヒレ先端に取り付けた
これで支点の設計上の床面からの高さ(裏返しで)は1.25→1.4ミリとなったが、実際には1.25より高い位置に穴が開いていた(と思われる 笑)ので全く問題ないと思う

やはり軸受とイコライザは別に作って組み立てる方が合理的かつ経済的だと思う
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