昨日までの小田急は4輌いっぺんに塗らなければならないと思ったら、億劫になったので1輌で済む気動車に手が向いた
気になったキニ58を引っ張り出してみているうちに、潰れてしまったキニ55は何処にあるのだろうと探し出した
フェニックスブランドのこれは33年前に現在の家に引っ越す前に買ったと思う
引っ越してから20年で震災に遭い、2輌の片割れが被災してしまった
倒れた本棚か何かが箱を直撃したと判り易い
しばらく見たくも無かったが、出して見てみたら ダメ元で修正してみよう という気になった
イサミヤの口幅50ミリヤンキーバイスで曲がった部分を締めてみたらずいぶん良くなったが、扉の右に円形の凹みが出来てしまった
下の画像はかなり修正した後に撮影
あれ?こうだから真鍮アングルでもかますべきだったよ と後悔先に立たず
しょっちゅう起こる痛恨の極みだが、原因を突き止めよう
バイスをよく見たら傷は口金を締めているキャップボルトの位置のようだ
口金を触ってみるとキャップボルトの先端が微妙に出ていた
外してみたら先端が凹んでいた というより転造の際にカルデラのように盛り上がったのだろう
凹んだ底が削れるまでヤスリを掛けたら丁度良くなった
取り付けたら表面より少々引っ込んでいるので、これで安心
キニを直すはずがとんだ工具いじりになってしまった
傷付いた側板はだいぶ直ったが、潰れた位置が新品よりも0.4ミリほど幅狭になってしまった
見た目でも少々歪んでいるのが判るが、もうこれ以上直すと傷口が広がりそうなので止めておく
それにしても、こういう車種をしばらく作らなかったので組立の手順が判らない