アンティークのアサーン

2020-08-18 17:56:09 | ボックスカー
ほれほれ、こんなの好きじゃろ と半壊のボックスカーを貰った 
床下が面白くなかったので床板を外そうとしても何としても構造が判らない 
ルーフウォークが釘で留まっていたので引き抜いて外したら、ウォークの下にも隠れた釘が現れて抜いたらルーフが外れた 
ルーフが無くなるとエンド上部の押さえが無くなったのでグラブアイアンなどを引き抜いてエンドを外し、屋根肩のアングルの釘を抜いたらサイドも自由になって外れ木造の骨格が現れた 
つまり何のことは無い、床板が外れる構造ではなかったのだ 



こんな模型を見たことが無かったので米国型貨車に詳しい友人に訊いたところ プラスチックのボディになる前のアサーン なのだそうだ 
アサーンがプラスチックの車体を発売したのは1957年と何処かで読んだ覚えが有ったのでそれ以前の製品なのかもしれない 
なんとこの模型は私が生まれた頃のアンティークであった 

それにしてもこの模型は下穴も開けずに釘を打って組み立てたらしくそっちこっちズレまくりなので、釘に頼らず接着で復元することにした 
そこで接着シロを確保するために真鍮の柱を取り払い2x10ほどのガリガリ君の大当たり棒に交換した 


歪んで付いたいたサイドドアとレールを外してたっぷり付いていた瞬間接着剤を除去したら当然のごとく塗装も剥げたが、綺麗に掃除してから側板に付け直した 
サイドとエンドのラダーも一部潰れていたので爪を起こして外し、ヤットコ各種で綺麗に成形し直してから元に戻した 
そして分解とは逆に側板、屋根肩、妻板、屋根の順にスーパーエックスで接着して組み立てた 


アンダーフレームは付いていなかったが、おそらくオリジナルのアンダーフレームを剥がしただろう塗装の跡が残っていた 
しかし何となく配置が納得できないし、木で作るのも大変なので余剰のアサーン ブルーボックスのアンダーフレームを取り付けた 


ルーフウォークも釘穴がずれていたので目見当でスーパーエックスで接着したが、釘穴が見えるので釘の頭だけ切って接着しておいた 


次は塗装の修復 まるで文化財の復元作業のようだが、あんがい楽しい 

*この工作はブログを書かなかった間に実施していた

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