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今年のコート




この辺りに住んでいると、コートは3シーズン必要である。


だから特に今年の”比較的軽めで7部袖”のジャケットやコートの流行は喜ばしい。
短い袖に長手袋を合わせるの、かわいい~。
極寒のヨーロッパにおいてこういう服装はまさに伊達の薄着であるが、伊達なくして何の文化があるか(笑)。


今年わたしが最初に買ったのはセリーヌの子豚色コート。
コレクションの一番最初に登場して一目惚れしたのである(そういえば最近英国の新聞に載っていた。一目惚れとは完全なるエゴとセックスの産物であるそうだ。対象が服の場合は関係ないか~)。


しかしどんな服装にも合うコートではない。今日はこのコートを着るから中はこの服、と考えなくてはならない唯我独尊コートである。
そこで、袖が甲まで長い黒か黒に近い灰色か茶色のワンピースを合わせたいと思いつつ、まだ気に入るものは見つかっていない。つまりこのコートもまだ着ていない。例えるならばものすごくいい帯を買ったために新しい着物が欲しくなるような心持ちで...



それからケープを探しているのだが見つからない。
子どもの頃、濃い茶色のウサギのケープ(ウエストまでの長さ)を姉妹おそろいで着ていたが、あれと同じようなモノが欲しいと思っている。姉妹おそろいに捧げるオマージュと題して、娘とおそろいで着たい。



というわけで、わたしの場合はまだ新しいコートで迎える今年の冬は始まっていないのだ。
明日のブラッセルの朝は零下2度らしいのだがなあ。


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