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Brugge Style
alice's adventures in wonderland 2014
オープニング・ナイト。
ブラヴォー!
...一昨日の夜、夜半前に帰宅してワインを飲みながらここまで書いた。
ローレン・カスバートソン(Lauren Cuthbertson)は今季も怪我(足首骨折)で
不本意ながらまた今回も、サラ・ラム(Sarah Lamb)のアリスを見た。
「不本意」というのはラムに失礼なので弁解しておくと、
カスバートソン大ファンの娘の希望の誕生日プレゼントに
いい席をとっていたからだ。
結局、「これ以外にはありえない」というオーケストレイティングの妙に
ものすごい多幸感に包まれ
イルミネーション輝く街を踊るようにして帰路についた。
...カスバートソンのアリス、いつかは見られるのか。
アリスの見た夢のように。
アリスの見た夢と言えば、
結局、アリスが見た夢は現代っ子の見た夢だったというオチなのだが
舞台芸術ならではの良さが
この世と「不思議な国」は重なって存在するのだというコンセプトを
(他にはロイヤル・バレエの「くるみ割り人形も」そこを強調してるように思う)
ひきだしていて、すばらしい。
そして重なり合う世界というのが、
少女が大人になるというのは大きな跳躍などではなく、
実は地続きで重なり合っている複数の状態、
ということをも表しているのかなあなどと思ったりもした。
いつもはほとんど忘れているが、何かのきっかけで思い出す「不思議な国」の話は
懐かしさと切なさでわたしたちの心を一杯にする。
わたしたちはどこから来て、どこに行くのだろうと。
閑話休題。
マッド・ハッターのスティーブン・マクレー(Steven McRae)
ルイス・キャロル/白ウサギのエドワード・ワトソン(Edward Watson)
ジャックのフェデリコ・ボネッリ(Federico Bonelli)
メインキャラは全滅ですかというほど全部代役が立ち
しかしハートの女王のゼナイダ・ヤノウスキー(Zenaida Yanowsky)の
神がかり演技で大盛り上がり!
アリスの白黒チェッカーの舞台、妙な既視感があってので考えてみたら
午後遅いランチをとったロブションの2階にそっくりだ...
(写真はhttp://www.roh.org.ukより)
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