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Brugge Style
brexit...
英国のEU離脱に決まりましたね。
グローバリズムの産み出した格差の結果。
かといって、離脱が格差を縮めるかというとそうではないような気がする。
実は昨夜帰宅後、珍しく体調不良ですぐ床につき、結果を知ったのは今朝だった。
昨日わたしは1日中ロンドンいた。
ロンドンよりも南部の地方は天気が荒れに荒れ、線路や道路は冠水し、信号機が壊れ、電車は止まり、電車や車での移動に普通30分の距離が1時間半、15分の距離が1時間かかったりした。早朝はもっと時間がかかったらしい。
あの影響で投票に行くどころじゃなくなった勤め人は多かったのではないかと思う...でもその数くらいでは逆転にはならなかったかもですね。
非常に面白いと思ったのは、投票所として適当な場所がないような小さいコミュニティでは、パブ(コミュニティの最小の構成物がパブと郵便局と教会。集会と通信...人間はコミュニケーションなしでは生きられないのである)が投票場に利用されたことだ。「飲みながら投票できます!」という看板をあげている投票場も見かけた。
今後の世界は「自分」のことばかり考えるのではなく、国民国家の枠をとっぱらっても緩やかに連帯していくべきだと、わたしはこの結果が出る前も出た後も考えている。
しかし、損ばかりしていると感じている人がこれほどにも多く、得をしているらしい人にはどんな手段であれ爆弾を仕掛けて溜飲を下げたいという気持ち、これをきっかけに閉塞感が打破でき、あるいはゲームがリセットできるのではないかという期待...昨今は多くの国(日本もアメリカも)にそういう雰囲気が漂っている。
これからまた世界はナショナリズムへ回帰するのかと思うと気が重い。
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