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薔薇の名はオールド・イングランド




英国で隔離生活も13週目!!

イングランドのわが家の、西側の庭では、年中花を咲かせるオールド・ローズが絶好調だ。

わたしはこのタイプの薔薇が一番好きだ。
ずっと眺めていられるほど。
香りも、前にも書いたが、目が覚めるようなレモンの香りがし、留めて置けないのがもどかしい。

庭師さんはこれをOld England「オールド・イングランド」と呼ぶ。
19世期に改良・発明された「ラ・フランス」以前の薔薇全体の呼称が「オールド・ローズ」で、「オールド・イングランド」もそのうちのひとつなのだろう。

オールド・ローズは香りが強いためにすぐにダメになる上、花びらもオーガンジーのように薄く、すぐにバラバラにほどけてしまう。
ゆえに切り花には向かず、花屋の店先で売られているのはほとんどがラ・フランス以降のモダン・ローズなのだとか...という話は不勉強ゆえ、初めて知った。


だからできたら庭のオールド・ローズは素早く切り花にして、6月に多い暴風雨(最高の天気と最悪の天気が交互にくるのが6月)から守りたいのだが、自然に美しく咲いている花を切り花にしてしまうのはなかなか思い切りがいりますね...ってこの前、芍薬についてもそう書いたばかりか。

今日も午後から雨の予報...
またオールド・イングランドが花びらをバラバラとほどいて落とす...
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