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Brugge Style
audrey: the 60s
イングランド3回目のロックダウン下、しかも毎日暗く(暗いがわたしの住んでいる地方は寒くはない。毎日10度前後)、先の予定も立てにくく、古い映画などを見たりして「昔はよかった」という気分になりがちだという話を書いた。
オードリー・ヘップバーンの『シャレード』や『おしゃれ泥棒』(上写真。リッツのバアでピーター・オトゥールに会うシーン)などを久しぶりに見て、ジバンシーの服飾やカルティエのジュエリー、車などのデザインの美しさや、パリの全然変わらない街並み、エレガントな男性...流石にこの頃はわたしもまだ生まれていないのだが、ぜひ言いたい、あの頃は楽しかった(に違いない)!
昭和は遠くになりにけり。
写真はすべて、Audrey: the 60sという写真集から。
わたしが持っている唯一の彼女の写真集だ。
素敵な写真だけでなく、新聞からの引用や、有名人のオードリー談、彼女自身の言葉など盛り沢山で、オードリー絶賛本。
彼女が不世出の大スターなのは当然として、わたしはジバンシーの服の方に興味がある。
しかしジバンシーの服もハンガーにかかっているだけの状態で魅力100だとしたら、オードリーが着こなして200...「幸せなマリアージュ」とはこのことだ。
『ティファニーで朝食を』原作者のカポーティーが
「彼女はスリムでクールな黒いドレス、黒のサンダル、真珠のチョーカーを身につけていた。シックなほどの痩身に、朝食シリアルのような健全さと、石鹸やレモンのような清潔さ...」
というのがいいな、さすが作家である。
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