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赤い家









今朝は早起き、ロンドンのヒースロー空港のラウンジで書いている。

......

ロイヤル・アカデミーのあるバーリントン・ハウスの中庭の「変化する対象・サイコの家」
Cornelia Parker Transitional Object (PsychoBarn)

ヒッチコックの映画「サイコ」と、ホッパーの絵「線路脇の家」をモデルにしたこの「対象」は
故意のパラドックス、善悪の両極性を表しているそうだ。

立体的に見えるがファサードのみで、裏側はメタルの足場であり、
「家の中」に入ることはできない。


特にこの時期、赤色の家はクリスマス・ヴィレッジの家のようでかわいらしく
クリスマスの雰囲気を象徴しているかに見えるが
(この向かい側の百貨店フォートナム・メイソンの華やかなクリスマスツリーや
おどけた表情の雪だるま、カラフルなプレゼントの山を積んだら映えるだろう)

同時にかすかな違和感や禍々しさもあり

われわれが見る物には表面上とは全く異なったメッセージがあるかもしれない、
と(わたしの解釈です)。
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