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Brugge Style
マドリード今昔
今日は3週間半前の、まだギラギラした夏空を
マドリードといえば、70年代80年代のマドリードを覚えられている方は、なんとなく汚れた街、グダグダでオーガナイズされておらず、誰も責任を取らないシステム、角を曲がるとちょっと危ないエリアが...
という印象をお持ちかもしれない。
もちろんそれは街の一面で、マドリードはマドリードの魅力をたたえてはいた。
タイミングとしては偶然かもしれないが、EU発足以降あたり、マドリードの街は(写真のように)どこも美化運動(?)がすすみ、清潔で安全でさっぱりした街になった。
電車も時間通りに来る(笑)。ぼったくられることもない。
仕事で世界中に住んだ経験のある友達をして、老後はマドリードで、と言わせるほどだ。
いいなあスペイン。地域色が豊かで、バルセロナなどで盛んなフィアレス・シティ運動にも興味がわく。
さっぱりしたスペイン。
だが、しかし...
ステレオタイプで申し訳ないが、官僚主義と、南欧的なカジュアルな汚職、誰も責任を取らないたらい回しの仕事のしかた、長い行列、例外を認めない通りいっぺんの投げやりな仕事...
などは細々と生き延び、新型コロナウイルス禍の空港にわずかながら残っていた(笑)!!
社会はどんどん改善されて行ったのに、ここにだけは過去の澱が...
EU以外のパスポートを持つ旅客を延々と並ばせ、人を小突き回すことによって自分の権力が健在であるのを確認するような態度...人間というものはパワー行使に嗜癖してしまうものなのだとつくづく。
それでも現在はワクチン接種完了の証明と滞在先をまとめたQRコードを見せ、体温計のあるゲートをくぐればいいだけで、他の国よりは入国はすんすん進むのだが。
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