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Brugge Style
self-portrait
夏場、バカンスで着る服をあれこれ妄想し、調達するのはわたしの大きな楽しみだ。
今年初めて買ってみたブランドにはオーストラリアのMLM、英国のDavid KomaとSelf-Portraitなどがある。
フランスのRochasはデザイナーが少し前に変わってから愛用している。とてもパリっぽい服とわたしは思うのだがどうだろう。パリに行く時は必ず着て行きたい!
この初夏に調達したロンドンのブランド、セルフ・ポートレイトは、「なんて美しいドレス! どこのブランド? どこで買えるの?」とあちこちで聞かれ、ずいぶん売上に貢献したと思う。ルフトハンザ内でモデルのようなキャビン・アテンダントに尋ねられた時は得意な反面、「同じ服を着て並びたくない」と思った。
褒められると娘にはからかわれるので、「服を褒められる時はデザイナーが褒められているということで、わたしが褒められているわけではなく、別にうれしくはない」と言う。実は少しはうれしいが、娘に「服装が褒められるイコール自分が褒められている」と勘違いする人になって欲しくはないじゃないですか。
先日、トラファルガー広場で人と待ち合わせしていたら、英国中北部から来たであろう母娘が
「娘があなたのことをディズニーのプリンセスのようだと見とれているので一緒に写真を撮らせてください」と。
再度断っておくが(もちろんか)プリンセスみたいなのはふんわりしたスカートのセルフ・ポートレイトの服が、ですよ。トラファルガー広場の反対側から目を細めて、めちゃくちゃ好意的に見たら、50近いわたしもそう見えるのかもしれない。姿勢だけはいいので。
こちらでは年齢がどうとか、体型がどうとか、色白かどうかよりも、似合ってさえいれば女性を褒める。
褒められたら調子に乗ってしまいそうになる自分の性格を抑制しなければならない。
自分をどれだけ突き放して客観的に見られるかがおしゃれの肝だ。
だからわたしは自画像(セルフ・ポートレイト)をこれ以上肥大させないようにしたい。
今日はうまいこと着地したつもり。笑。
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