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公現祭と初詣@グロスター大聖堂



グロスター大聖堂のメモリアル・チャペルの「降誕場面」。
ぬいぐるみ状の人形たちで構成されていた。



1月6日は公現祭だ。

12月25日に誕生したイエスの洗礼を祝う東方教会のお祭りが、4世紀の頃には西方のローマ・カトリック教会に伝播、ベツレヘムで誕生したイエスを訪問した東方の三博士(これは「世界」の象徴とも解釈できる)を記念するお祭りとなった。


グロスター大聖堂内の回廊のステンドグラスにも三博士の訪問場面が



カトリックのベルギーではこの日に三博士(オランダ語の直訳では三人の王様のケーキ、フランス語では王様のケーキ)のケーキというアーモンド・クリーム入りのパイを食べてお祭りし、クリスマスの飾り付けを始末する。


たまたま6日はコッツウォルズへ遊びに行ったので、2022年初詣を兼ねてこの地方の大聖堂があるグロスターを訪れた。




グロスターは遅くともローマ帝国の植民都市として記録されており、グロスター大聖堂の前身は7世紀の修道院を基礎に持つ。
1089年に工事が開始、1499年までかけて建設された、ロマネスク様式、初期イングランド・ゴシック様式混合のレース飾りのような模様が多用された華麗な建物である。





ハリー・ポッター映画のファンの方は、こちらの14世紀のクロイスター(回廊)で、多くの学校の場面が撮影されたことをご存知なのではないだろうか。


近辺の学校の聖歌隊が「我は汝に誓う、我が祖国よ」(I vow to thee, my country、曲自体はホルストの「木星」)を繰り返し練習しており、うっとりしながら見学をして回り、祈りを捧げた。


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