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Brugge Style
de tuilerieen, brugge
常宿、Duke's Palaceの話を書いたあと、次回は別のホテルに泊まってみようと思っていた。
今回はDe Tuilerieenに宿泊。
ブルージュ時代にお客さんを案内したことはあるが、自分が泊まるのは初めてだ。
元の建物を残しつつ、宿泊施設に改装してあるので
廊下にドアがずらりと並ぶホテル建築とは違い、
間取りは入り組んでいて、どの部屋もサイズ、デザインが異なる。
無駄なスペースがやたらと多いこういう建物、大好きだ。
わたしの宿泊した部屋は天井が高く、広く、
ちょうど良い程度にクラシックで清潔で素敵だったが
もしかしたら当たり外れがあるのかもしれない。
バアなどのサービスに時間がかかるのは
まあこれがブルージュの仕事の仕方、時間の流れ方か。
他には、部屋の備え付けの案内や注意書きが単なるコピーで
ホテルのランクにしては少々お粗末な感じがした...(<細かい)
水回りの設備もよく、サロンの居心地もよく、ロケーション最高、
近所の飲食店の選択にも困らない
(一夜目の夕食は近いという理由で、老舗Gouden Haringへ。
シェフが昔と同じ王に迎えてくれた)
ブルージュ独特の光だけでなく、時間が淀んで層になっているような雰囲気が
大変ブルージュらしい
これ、一番大切...
ブルージュの古い家系出身である義理の母はブルージュのことならなんでも知っている。
ブルージュには現在、170越えの宿泊施設があるとか! あの小さな街に!
彼女によると最近はブルージュはホテルよりもB&Bに注目だそうである。
ユニークな価値をつけた凝ったおしゃれなB&Bが増えていて、値段もホテルより高価だそうだ。
ネットでざっと調べてみたら、なるほど...
例えばうちが15年ほど前に狙っていた家も今はB&Bになっている。
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palladio, brugge
おとといからブルージュにいます
この花を届けたらもう帰英...
ブルージュのリングのすぐ外にある花屋のパッラーディオは
(店名はアンドーレア・パッラーディオから?)
18年前にブルージュへ来た時からの贔屓で
今もブルージュに帰省したら、誰かのために理由を見つけて必ず花を買いに行く
今回はバカンス前なのであきらめたが、車で4時間かかる自宅用にも作ってもらう
写真では完全にその美しさがとらえられないこの色と形のバランス
ほんとうにすばらしい
(英国じゃ街の花屋はこんなシックな花束を作る技術を持っていない。
ロンドンの高級店だけ)
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painters' paintings
ナショナル・ギャラリーで開催中の
Painters' Paintings「画家の絵画」展へ。
20世紀のフロイドから17世紀のヴァンダイクまで、時間を逆巻に、
マチス
ドガ(2部屋)
レイトン
ワット
ローレンス
レイノルズ
ヴァンダイク
画家自身が集め、身近に置いた絵画コレクションを、自画像とともに展示する。
画家によって個人的に集められたコレクションを見ることによって、彼らが「自分以外の偉大な芸術家」に対して取った距離や、受けた影響を考えるという趣旨だ。
距離とは、技法、愛、審美眼、執着、対抗意識、金銭的事情など...
わたしが一番共感を寄せ、好んだのはマチスのコレクションだ。
ゴーギャンとドガのものすごくいいのがあり、またピカソと頻繁に交換したという、ピカソの粋のような作品も(ピカソもライバル・マチスにはそりゃ一番の出来を差し出すに決まっている。あの性格だもの)...
娘は断然ドガだと言った。
わたしも2番目はドガのコレクションかな(わたしはドガ自身が好きなのである)...彼のアングルとドラクロワは垂涎ものだ。
ほとんど半分くらいの展示物が、ナショナルギャラリーの所蔵品である(一部ロイヤルコレクションやオルセーからの出展もあり)のが残念だったが、「ものごとの見方」という点においてはナショナル・ギャラリーは常に新しい見方を提示してくれる。
がっかりするようなことの多い日常をも一筋の光で照らし、「この世も悪くない。むしろいい」と思わせてくれる、大変ありがたーい機関なのである。
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raspberry and cream
いちごが最安値になるころ
すこし遅れてラズベリーが安くなる。
今日は
ブルージュのアカデミーで食べたケーキにヒントをえて
ミントを極細かく刻んで加えたヴァニラ・アイスクリームと
ラズベリーの組み合わせ
言葉が出てこないほどおいしく
かわりに
温泉に浸かった時のような声がでますよ
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