コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

親子コミュニケーションのちょっとした心がけ 2

2008-04-27 01:15:48 | 親子コミュニケーション

2回目もちょっと心がけることでできる大事なこと。

子どもは親を手本にします。
保育園や友だちやテレビの中の言動を真似るのもあるんですが、やはり長い時間一緒に居る親の言動を真似するようになります。

一番いいのは、常に手本になるように言動に気をつける…といってもこれは中々難しいことです。

そこで、まずひとつのことから。

ありがとう と言う事

なにを当たり前のことをと思われるかもしれませんが、なかなか出来てないんじゃないでしょうか。

子どもに「そこの箱とって」と頼む時、手渡してもらう時に「ありがとう」と言う。
買い物でレジにお釣りをもらう時に「ありがとう」と一声かける。
ファミレスで注文したものを持ってきたときに「ありがとう」と言う。
お冷のおかわりをもらった時や、バスを降りる時、どんなときでも一言「ありがとう」

そうすれば、子どももそれが当たり前だと思い、ちょっとしたときにでもしっかりと「ありがとう」と言える子どもになります。

この心がけには他にも効果があります。
ひとつは、他の人とのコミュニケーションの潤滑油になる。
自分もちょっとしたことで「ありがとう」と言ってもらえればうれしいんじゃないでしょうか。
双方がそういう気持ちになれば、そこから何かが生まれるんじゃないでしょうか。
もうひとつ、この「ありがとう」が自然に言えるようになっているなら、逆にいつもいっている場面で「ありがとう」と言い損なった時…それはなにかしら気持ちがざわついている時じゃないでしょうか。
そんな時って、ついつい子どもにもきつく当たってしまいます。
自分でも気分が落ち着いていないことに気が付いてないこともありますから、「あっ、今、言えてない」と気が付いた時に、一呼吸したり鏡を見たり。
そうすれば、気づかずに子どもにきつく当たることが避けられるかもしれません。

私も最初は意識するようにしてました。
いつしか、自然と「ありがとう」と言っている気がします。

ちょっとしたことですが、子どもの方から「ありがとう」と自然に言われたら、かなりうれしいですよ。

親子コミュニケーション 0 「序章」
親子コミュニケーション 1 「同じ目線」