ゴールデンウィークも後半に入りました。
今年は、全国的に?お天気も良く、
最高のGWとなっていますね。
でも・・・私のほうは、
耳鳴りと難聴の症状が改善されず、すっきりしない日々。
計画していた旅行をキャンセルしたため、
暇、暇、暇・・・
今は、治療中のため、
あまり無理はできないのですが・・・
お天気がいいので、
夫に誘われ、
気晴らしに、
郊外のレストランにランチに行きました。
途中、山ツツジがたくさん咲いていて、
思わず、携帯で撮影♪
淡いピンク色の山ツツジはとてもキレイで
ココロが癒されました。
<山ツツジ>
☆ 科・・・ツツジ科
☆ 花期・・・春
☆ 花言葉・・・「自制心」「節制」
私が“耳鳴りと難聴”と闘っていたこの1ヶ月の間に、
いつしか、春が過ぎ・・・
初夏となり・・・
今日の広島の最高気温は29度。
真夏の暑さでした。
今、新緑の眩しい季節ですね。
自然にふれて、
美味しいランチをいただき、
気分をリフレッシュできました。
これも、今の治療の一つかも~?
【突発性難聴☆闘病記録】(19)
★2008年5月2日(金)★
<治療開始21日>
今日も晴れ、最高気温は25度。
昨日、○○脳神経外科にて、MRI検査をして、
院長先生から、耳鼻科の森山先生(仮名)宛てに、
MRIのフィルムと返事(検査結果)を預かっていたので、
午前中、それを持参して森山耳鼻科に行った。
GW真っ只中の金曜日、
前回の28日以上に、待合室は患者さんであふれていた。
座る席もないほど。
この前出していただいた薬が8日まであるので、
預かってきたものを、受付に渡して、
診察は止めようかと思ったけれど、
やはり、気になり・・・
1時間以上待って、診察を受けた。
いつものように、診察前に聴覚検査をされた。
この検査も6回目。
少し、慣れたかな?
診察室に呼ばれ・・・入室する。
森山先生は、○○脳神経外科からの返事を読んでおられ、
「MRIの結果が良くてよかったですね」
笑顔で声をかけてくださった。
「はい・・・安心しました。ありがとうございました」
「えーっと、今日の聴覚検査の結果ですが・・・
前回より良いですね」
「あ、そうですか・・・」
聴覚検査の曲線を示して説明された。
「この赤色で書いた線が今日の結果です。
前回がこちらですから、今日は少し良いですね」
「・・・・・・」
「耳鳴りはいかがですか?」
「前回とあまり変わりありません」
「軽くなりませんか?」
「そうですねー。
時々、朝晩、静かな時は、
軽くなったのかな?と感じるときはあるのですが、
耳鳴りに慣れたのかな?と思ったり・・・・・。
今、気になるのは、
水道の音や車の騒音、掃除機の音など、
なにかの音に敏感に反応して、
『ジリジリ・・ジリジリ・・』と電気のように耳に響くことです」
下手な説明だな、と自分自身で呆れながらも、
うまく表現できない。
でも、先生は、その症状をカルテに書き込んでおられる。
今までは、
「突発性難聴」だと思い込まれていたのか、
私が症状を話しても全然相手にされなかったのに、
今日はちょっと違った。
「その時だけ、耳鳴りがするのですか?」
「いえ・・耳鳴りは、ずっと24時間ジーン、ジーンとしています」
「聴こえ方はどうですか?」
「そうですね、前回とあまり変わりないのですが・・・
室内の会話は支障ないのに、
人ごみなどでは右側から話しかけられると聞き取りにくいです」
なんだか、いつも同じことを話している。
ずっと訴え続けてきたことなのに・・・・。
でも、今日の先生は、真剣に聞き、
全部、カルテに記入されている。
「肩こりはどうですか?」
「ありません」
「めまいは?」
「ありません」
「吐き気はないですか?」
「ありません」
「・・・今日は、ちょっと・・薬を変えてみましょう。
メニエール病に効く薬を出してみます。
これで、良くなることがありますから」
えっ?と思った。
めまいもしていないのに?
でも、先生はすごく自信がありそうだ。
臨床経験が豊富な先生だから、
もっと信頼しなくては・・・。
「28日に出していただいた薬がまだ残っているのですが、
それは止めていいのですか?」
「いえ、それも続けて飲んでください。
追加で、今日から、飲み薬を1種類、水薬を1種類出します。
水薬は、ちょっと飲みにくいのですが・・・」
「えっ!どんなにですか?」
「味がちょっと飲みにくいみたいです」
「・・・・・・・・・・
先生、私の病気は、突発性難聴ではないのですか?」
「そうですね。違いますね。
突発性難聴は、聴覚検査で良かったり悪かったりすることはないのです。
良くなり始めると、どんどん改善していくのですが、
(私の聴覚検査結果を示して)
このように、聴こえ方が、良い日があったり、悪かったりするのは、
突発性難聴ではないと思います」
「では・・・私の病名は何ですか?」
「内耳性難聴でしょうね」
「そうなのですか・・・・」
「次は・・・いつがよろしいですか?」
「いつでもいいのですが・・・
・・・9日にしていただけますか?」
「はい。では、薬を1週間分出しておきます。
次回は、9日に来院してください」
耳鼻科の先生も大変だと思った。
耳鳴りは私だけにしか聴こえなくて、
難聴も私にしかわからない。
でも・・・・
だからこそ・・・・・
患者の申告をきちんと聞いてほしいのに。
最初から訴え続けてきたことを、
今日、やっと、聞いてもらえた気がした。
最初の突発性難聴の可能性はなくなり、
聴神経腫瘍の疑いも晴れて、
次に考えられるのは・・・と、先生も頭を悩ませておられるのだろう。
ACTH単独欠損症の時もそうだったけど、
難病の場合は、
検査を繰り返し、消去法で診断される。
先生を信頼して、
根気よく治療を続けるしかない。
≪今日処方された薬≫(7日分)
★メチコバール500 1日3回 毎食後(朝1錠 昼1錠 夕1錠)
(ビタミンB12。末梢神経の働きを正常にする薬)
★アデホスコーワ顆粒10% 1日3回(朝1包 昼1包 夕1包)
(血液の流れをよくする薬)
★イソバイド70% 1日3回 毎食後(朝1目盛 昼1目盛 夕1目盛)
(めまいを楽にする薬・・・<私の場合は耳鳴りに効く>)
★ムスカルムD100mg 1日3回毎食後(朝1錠、昼1錠、夕1錠)
(筋肉のこわばりを和らげたり、痛みを和らげる薬)
メチコバールとアデホスコーワ顆粒は、8日まであるので、
1日分、出してもらった。
今日処方されたお薬が効けばいいな・・・。
今日お昼から、追加で処方された薬を飲んでるけれど、
イソバイドという水薬、やはり、飲みにくい!
薬局で、薬剤師さんが
「リンゴジュースで割って、氷をいれて飲むと、
飲みやすいみたいですよ」と教えてくださったので、
そのようにして飲んでいるけれど、
すっごくまずい。
吐きそうになった。
でも、早く、この症状から開放されたいから頑張る。
内耳性難聴を治すためにも頑張らなくては・・・
昨日、MRI検査が終了し、
心配していた“聴神経腫瘍”など、
脳には異常がなくてホッとしている私。
検査結果を聞くまでの不安は計り知れないけれど、
改めて、検査の大切さを感じています。
MRI検査を受けたことのない方のために、
脳神経外科の掲示板に書いてあったことなど・・・
ご紹介しますね。
★MRI検査とは何ですか?
大きな円筒の磁石の中に体を入れて、
人体の内部を画像化して診断します。
X線や放射線物質を使わずに体の状態を外部から検査する方法です。
体内の様子が詳しくわかりますので、
病気の診断に大変役立ちます。
★どのようにして画像ができるのでしょうか?
大きな磁石を使って、
人体の中にある元素(特に水素)から発せられる情報を
コンピューターで処理して画像化します。
★検査時間はどの位ですか?
検査によって違いますが、
おおよそ、15分から1時間くらいです。
検査ベッドに静かに寝ているだけで検査が終わります。
★検査は痛くありませんか?
痛くありません。
検査中は、ドンドンとかゴトゴトという音が聞こえますが、
心配はありません。
気持ちを楽にして、ベッドに寝ていてください。
また、検査中は体を動かさないようにしてください。
★他の検査とMRI検査とは違うのですか?
MRI検査は磁石を利用して人体の断面を診断する検査です。
他の検査とは性質の異なる情報を提供しますので、
正しい診断に役立つ大変重要な検査です。
★MRI検査を受けられない人はいますか?
心臓にペースメーカーや刺激電極などを身につけている方はできません。
★その他
① 体内に人工関節などの金属が埋め込まれていますと、
検査の妨げとなることがあります。
以前に外科の手術を受けたことのある方は、
検査担当者にお申し出ください。
② 歯の充填剤や金冠は問題ありませんが、
入れ歯は取り外しておいてください。
③ 化粧品の中には、顔料として金属を含んでいるものがありますので、
落としておいてください。
④ 妊娠中の方は、検査担当者にご相談ください。
★補足★
参考までに・・・
昨日、私が検査したMRIの費用は、
<頭部>のMRIで、初診料、医学管理料、画像診断込みで、
¥6,600円(3割負担金額)でした。
思ってたより<内視鏡(胃・大腸)やCTに比べ>、
費用もかからず安心しました。
☆★=☆★=☆★=☆★=☆★=☆★=☆★
私は、乳癌、肺癌の闘病の経験がありますが、
その10年余りは、あらゆる検査をしました。
放射線科では、
癌の治療として、最も怖い放射線照射もしました。
そして、一般的なレントゲンはもちろん、
マンモグラフィー(乳癌)、CTスキャン、MRIなど・・・
検査をしながら、治療を続け、
癌も克服できました。
少しでもなにか、症状があるときは、
早めに検査をされ、
治療されることが大切ではないかと思います。
★マンモグラフィー(Mammography)★
乳房レントゲン撮影法
★CTスキャン(Computerized Tomography)★
コンピューター断層撮影
★MRI(Magnetic Resonance Imaging)★
磁気共鳴影像法・・・磁気共鳴現象を利用して
疾患状態をデジタル画像で映し出す、診断用の撮影方法。
~発症29日目~
★2008年5月1日(木)★
<治療開始20日>
今日はいよいよMRI検査。
この2、3日、悪いことばかりが頭をかすめ、
夜も眠れなくて、コンディションは最悪。
12時~MRI検査なので、
11時半までに来院してくださいとのことだった。
紹介状と一緒に渡されたメモを確認すると、
☆ お化粧NG
☆ 貴金属NG
と書いてあった。
貴金属は当然わかっていたが、
H病院では、メイクのことまで注意されたことはない。
「あ~あ、初めての病院に、ノーメイクで行くの~?」
「実家と親交のある院長先生と初対面なのに~?」
なんて呟きながら、
かる~く薄化粧して○○脳神経外科に急いだ。
11:20・・・○○脳神経外科着。
森山耳鼻科(仮名)からの紹介状と保険証を提出して、
受付を済ませる。
11:40・・・検査着に着替える。
看護師さんから、
「ペースメーカーを入れておられますか?」
「いいえ・・」
「失礼ですが、入れ歯を入れておられますか?」
「いいえ・・(笑)」
「お化粧をされていますか?」
「いいえ・・」(とっさに・・)
「では、この検査着に着替えて中待合でお待ちください」
「はい・・」
そう言い残して、看護師さんは更衣室から出て行かれた。
着替えていると、
テーブルの上に置いてある
“ビ○レメイク落としふくだけコットン”が目についた。
「やっぱり、薄化粧でも規則を守らなくては・・・」
と良心がとがめ、“メイク落とし”でメイクも落とした。
12:10・・・MRI検査開始。
検査用ベッドで横になり、
頭を固定された。
「20分くらいで終わります。
終わったら声をかけますので、寝ていてください」
私は目を閉じた。
すぐに、MRI検査独特の音が始まった。
「ゴトゴト!!ガッタン!キー!ドンドン・・・」
大きな大きな騒音が聞こえ始めた。
あー嫌な音。
でも、今日は、造影剤をいられることもなく、
ホントに、横になっているだけで、検査は終了した。
「終わりましたよ。
結果の説明がありますので、待合室でお待ちください」
「はい・・」
MRI検査は、放射線技師によって行われた。
今までなんとか明るく振舞っていた私も、
緊張の時間がきた。
結果が怖い。
今まで、数え切れないほど、
乳癌、肺癌の検査を繰り返してきたけれど、
どんな検査でも、
結果待ちの心境は特別で、慣れることはない。
ドキドキ、ハラハラ・・・
心臓がパックンパックン・・・
破裂しそう・・・
20分くらい待っただろうか?
13:00~MRI検査結果説明。
「○○さま~1診にお入りください」
緊張の面持ちで入室した。
「こんにちは」(院長先生は笑顔で迎えてくださった)
「こんにちは、よろしくお願いいたします」
目の前には、私のMRIのフィルムが何枚も並んでいた。
素人の私には、なにがなんだかわからない。
だけど・・・どこか、異常があるように見えて仕方ない。
「結論から申し上げますけど、
脳には異常は見当たりませんでしたよ・・」
「え~っ!よかった!!嬉しいです・・・」
私は、一気に明るくなり、
ハイテンションに・・・
「森山先生(仮名)が心配された聴神経腫瘍もありません。
ここがその場所ですが、きれいです」
「よかった・・・・嬉しいです
脳腫瘍はどうでしょうか?」
「脳腫瘍もありません。
下垂体にも腫瘍はみられませんよ」
そして・・・10分くらい、フィルムを見ながら、
丁寧に、専門的なことを説明されたが、
あまり、頭に入らず、理解もできなかった。
異常がなければ、いいんだもの。
「○○先生(実家の義兄)にも後でご報告しますが、
森山先生(耳鼻科)には、これから返事を書きますので、
レントゲンと一緒に持って帰って、先生に渡してください」
「はい。
今日は午後から休診なので、明朝、持参します・・・。
ほんとうにありがとうございました。
すごく安心いたしました・・・」
その後で、実家のこと、義兄のことなど少し雑談して、
診察室を出た。
風格があり、とても感じのいい先生だった。
納得いくまで説明をしてくださり、
優しい表情が、印象的だった。
帰宅して、母と姉、妹、夫に報告した。
みんなが喜んでくれて、改めて、私も嬉しくなった。
やはり、脳の病気は怖い。
できることなら避けたい。
いくら手術が成功しても、
術後に顔面がひきつったりして後遺症が残るらしい。
そして、手術の際にも、髪の毛をかなり切られるとか?
そんなことも覚悟していたこの数日。
MRIの結果が良くて、
脳に異常はなかったけれど、
相変わらず、耳鳴りと難聴は続いている。
今後、私の治療はどうなるのだろう?
耳鼻科の領域に戻り、
森山耳鼻科に通院することになるのか?
夫は、耳鼻科を変えたほうがいいという。
とりあえず、明日は、
この○○脳神経外科から預かってきた
紹介状の「返事」と「MRIのフィルム」を持って、
森山耳鼻科に行かねばならない。
私の病名はナニだろう?
再び、振り出しに戻った。
耳鳴りや難聴の症状はとても微妙で、
原因不明・・・
病名もつきにくく、
根気よく闘っていくことになるかもしれない。
長い一日が終わった。
結果がよかったので、
心地良い疲れが残った。
MRI検査に行ってきました。
4月3日に突然の耳鳴り・・・
その後、難聴・・・
4月12日、突発性難聴と診断され、
毎日、その経過を綴ってきました。
多くの方にご訪問&ご閲覧いただき、
また、コメントやメールで励ましてくださった皆様、
ご心配いただき本当にありがとうございました。
今日のMRIの検査結果について、
結論から先に申し上げます。
「脳」には、まったく異常はみられませんでした。
聴神経腫瘍、脳腫瘍もなかったということです。
どうか、どうか、ご安心くださいませ。
皆様の心からの祈り・・
家族の必死の祈り・・
私の祈りが、神様に届いたようです。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
取り急ぎ、ご報告まで・・・
★今日のMRI検査のことについては、
今夜、闘病記録にて詳しく書く予定です★