かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

電子ブザー製作のための備忘録

2015年12月06日 | 製作

この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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ヘッドホンを改造したり、100均のアラーム時計を分解したり・・・

いつの間にか不要な小型スピーカー類が溜まってます。

使い道は電子ブザーくらいかな~┐(゜~゜)┌

というわけで、今後の製作のために、電子ブザーの回路をいくつか検討しておくことにしました。

検討にあたっての条件
・定番の安価な電子パーツで、できるだけ簡易な回路であること。
・電池で鳴らすことを踏まえ、1.5V~9V程度の範囲で動作すること。

以下は実験結果の記録です。
※パーツの数にスピーカーは含めていません。
※パスコン等は省いています。

(1)弛張発振回路でブザー

○1.5Vから使える
○パーツは4つ
⇒使用する電圧とスピーカーの組み合わせを変えると、音程が大きく変わり鳴らなくなることがあった。都度、電圧とスピーカに合わせて設計する必要があるかも。

(2)単電源オペアンプLM358でブザー

○3V~32V
○パーツは7つ

(3)パワーアンプLM386でブザー

○4V~12V
○パーツは6つ
⇒スピーカーを直接ドライブでき、音量は大きい。

(4-1)タイマーIC NE555でブザー

○4.5V~15V
○パーツは6つ
⇒スピーカーを直接ドライブでき、十分な音量。
⇒電圧を変えても音程は安定しているように感じられた。

(4-2)タイマーIC LMC555でブザー

○1.5V~15V
○パーツは7つ(トランジスタによるドライブ回路を含む)
⇒4.5V未満でも鳴るが、音量がだいぶ小さいのでドライブ回路は必要。

(5)シュミットインバータでブザー

○動作電圧範囲は物による(SN74HC14は2V~6Vらしい)
※SN74HC14が無かったので、TC4584Bを使いました。
○パーツは5つ(トランジスタによるドライブ回路を含む)
⇒直接でも一応鳴らすことはできたが、音量はだいぶ小さいのでドライブ回路は必要。
 (直接の場合は、出力とスピーカーの間にコンデンサを挿入要)

というわけで、備忘録(あくまで個人の見解です)(・_・)b
●使用する電圧、スピーカが決まっているなら、弛張発振が簡易。ただし動作検証は必要。
●タイマーIC555の回路なら、電圧を変えても音程が安定している感じ。
●1.5V~15Vの広い電圧範囲で使いたければ、LMC555+ドライブ回路が良さそう。
●音量が必要ならLM386。
●32Vまでの比較的高い電圧で使いたければLM358。

え?どんな音が鳴るのかわからん?・・・なるようになるさ(-∀-)チャンチャン ヾ(^。^ )オイ
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この記事には後日談があります。
IC555でブザーの実験
マルチバイブレータでブザーの実験

コメント (4)
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