ダイハツ アトレーに試乗しました!
2021年12月に17年ぶりにフルモデルチェンジしたアトレーに試乗しました!なんと4ナンバーの商用車化という大胆なチェンジ。第3の居場所を標榜するこの車、果たしてどんな車なのでしょうか?早速、試乗インプレッションです!
●居住性★★★★
広い!とにかく広いですね!
キャブオーバータイプなので前席が限界まで前方に配置されているので居住スペースはかなりの広さ。しかも後席が下にダイブするので、リアは完全フラットな空間が生まれます。サイドに出っ張りもなく、ほぼ真四角なスペースです。リアの間口も広いですし、横幅もかなり広いです。
窓面も広く、車中泊やキャンプも快適そう。
インテリアの質感も最近の軽らしく、それほどチープではありません。デザインもシンプルで使いやすいですね。パーキングブレーキが足踏み式なのは、ちょっと残念です。
リアシートはかなり薄いので、乗り心地は正直良くなさそう。フロントの乗り心地は許容範囲、というか衝撃自体は来るのですが、角が丸められています。これだけ広い空間の割にはボディ剛性は悪くないです。
走り出してからの静粛性は、まずまず。エンジン音はアクセルを吹かせば金属系の音が入ってきます。個人的にはジェット機のようで嫌いではないのですが、普通の人はうるさいと感じるかも。現代の基準では静かな車とは言えませんが、一昔前の商用車よりは全然快適です。
視界も見晴らしもいいので、運転はしやすいです。ただ、キャブオーバー特有の、ドライビング感覚は慣れが必要です。
両側スライドドアが自動なのは便利ですね!さらにACCやレーンキープアシスト等の最新装備が付いているのは素晴らしいです。
●動力性能★★★
低速トルクはあまりありませんが、エンジンの吹け上がりが速いのと、CVTがトルクのいいところを掴んでくれるので、街中では不満ありません。むしろ、パーシャルスロットくらいでスーッと加速してくれるので、走りはちょっと楽しいです。ただ、ターボというイメージから想像されるようなスポーティさはないです。また、高速道路では流石にアクセルを踏む時間が長くなります。
●ハンドリング★★★
ちょっとスローなレスポンスはキャラに合っていると思いますし、安全面でも正しい設定だと思います。ただ、高速道路は正直ちょっと怖いですね。特に風の強い日は、影響をもろに受けてハンドルが取られます。重心が高い感じはあまりしないのですが、風は怖いですし、空気抵抗も感じます。
●総合評価★★★
総じてかなりいい車ですね、アトレー!
広さは軽自動車最大級だと思いますし、走りも悪くありません。先進装備も素晴らしいです。ただ、唯一難点が高速道路がちょっと怖いこと。まあキャブオーバー軽自動車の宿命かもしれませんが、車中泊で高速を利用する人が多いことを想定すると、ちょっと残念な部分ですね。高速を多用しない方には★★★★です。
では、動画をどうぞ!