THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

BMW 525d (F10)に試乗! もはや7シリーズ並みの快適さと安定感

2022-11-06 09:22:52 | BMW

BMWの先代5シリーズ、525dに試乗しました!

 F10は先代の5シリーズになります。その前のモデルはクリス・バングルのアグレッシブなデザインが賛否両論でしたが(私は好きですが)、F10は一転、落ち着いた大人のスタイルになりました。最新型の5シリーズは高級感と軽快感のベストミックスが印象的でしたが、中古車でお得になってきたこのモデルの走り味はどうでしょうか?しかも今回の525dは初期モデルで、直6ディーゼルを搭載した希少な車(2年目以降は直4)。エンジンフィールもきになるところです。早速、試乗インプレです!

●居住性★★★★★

エンジンを始動してまずビックリするのが、すごく静かなことです!

エンジン音も振動もほとんどなく、エンジンがかかってるのかどうかも分からないくらいです。空吹かししても、タコメーターの針が上昇するだけで、振動はほとんどありません。

アイドリング時にハンドルに伝わる微振動以外はディーゼルと分からないくらいです。

外部音もかなり抑えられていて、高級車の名に恥じない静粛性です。

乗り心地も路面にしっとり張り付くかんじで、実に快適。シトロエンC6のハイドロよりも快適なくらいです。

 

●動力性能★★★★

低速から程よいトルクを発生します。

吹け上がりはかなりスムーズですね。

ただ、図太いトルク感というかんじではないです。

高回転でもパンチはまあまあで、あまりスポーティなユニットというかんじではありません。

 

●ハンドリング★★★

基本に忠実なリニアなハンドリングです。

ノーズは重めで、高速のコーナーではBMWっぽいスポーティーなハンドリングを期待すると裏切られます。

軽快ではなくどっしりというかんじです。

 

総合評価★★★★

5シリーズは3と7の間のモデルですが、結構7シリーズよりですね。

実に快適で重厚です。サイズ的な取り回しを加味すれば、世界で最も費用対効果の高い高級車ではないでしょうか。

ただ、試乗車はアクティブステアリングやアクティブダンパーを装着していなかったせいか、スポーツ走行をたのしむ感じではなかったですね。

新型の方が軽快で走りは楽しめます。

 

 

 


BMWの新型EV、i4 eDrive40 試乗レビュー!(動画あり) 走りも実用性も高い!これぞBMWの電気自動車!

2022-04-15 17:00:00 | BMW

BMWのEV、i4 eDrive40に代官山で試乗しました!

各自動車メーカーから次々の電気自動車が発表されており、今までの普及タイプ(コンパクトカーやSUV)に加え、クーペタイプもいくつか出てきました。i4はその一つです。果たして、BMWのクーペに期待されるスポーティさと居住性を満たしているのでしょうか?早速、試乗インプレです!

●居住性★★★★

 エクステリアの基本フォルムは、いかにもBMWのクーペという感じで、EVだからと気をてらった感じはありませんね、安心の造形です。

 インテリアはメーターとインフォテイメントモニターが一体になった最近流行りのタイプです。それ以外はBMW共通のデザインモチーフです。

 4ドアクーペなので、普通のセダンと比べたら天地やリアの膝前はタイトではありますが、クーペとしては結構広い空間ですね。一応、5人乗りですし、トランクスペースも470Lと広い上にハッチバックで開口部も大きいので使い勝手は良さそうです。3シリーズのシャーシを流用しているのでEV専用ボディのような広さはありませんが、実用性のあるクーペとしては及第点以上。

 乗り心地は、まずEV特有のフロア剛性の高さを感じます。コンフォートではあまり気になりませんが、スポーツモードでは荒れた路面ではそれなりに車体が上下します。とはいえ、総じて快適です。

 

●動力性能★★★★

 340ps,430Nmを発生するパワーユニットは0-100km/h 5.7秒と瞬足。停止状態からアクセルを踏み込むと、ググッとトルクを発生し、スルスルと速度を上げます。BMWのクーペらしい、スポーティなフィーリングです。

 ただ、車重が2tを超えるので、スペックから想像されるよりも落ち着いた加速です。

 

●ハンドリング★★★

 BMWらしい手応えのあるフィーリングで、直進安定性は高いですね。コーナーでの挙動も重厚感のある感じで安心感が高く、ロールもほとんど発生しません。重心も低いのですが、そもそもBMWはどれもコーナリング性能が高いので、ガソリン車に比べて大きく違う!という感じではありません。

 

●総合評価★★★★

 結論としては、今まで内燃機関のBMWに乗っていた方にも違和感なく乗り換えられる雰囲気にまとまっていますね。中々スポーティで実用性も高いというBMWのグランクーペらしさは健在です。バッテリーも84kWhと容量も大きく、カタログ値で満充電で590km走れるので、実走行も500km近く走れると思います。これで価格が750万円〜なので、バリューは高いですね。

 個人的には、もう少しEVならではの驚きが欲しいところですが、市街地での短時間試乗だったので、真価を掴みかねている感じもあります。機会があれば、高速道路でも試乗してみたいですね。

 では、動画をどうぞ!


BMW 330d(E92)に試乗! 希少なディーゼル・スポーツクーペだが、アルピナとの差は小さくない

2021-07-09 09:08:09 | BMW

希少なBMWのディーゼル・スポーツクーペ、330dに試乗しました!

BMWの330d(E90)は日本未導入の直6ディーゼルエンジンを搭載したスポーティーなモデル。以前、F30ベースのアルピナD3に試乗したことがあり、その気持ちよさに非常に感銘を受けました。果たして、素のBMWでも、その味わいはあるのでしょうか?早速、試乗インプレです!

 

●居住性★★★

 既に2代前のモデルになりますが、インテリアの質感は高めですね。

居住空間もクーペにしては望外に広く、後部座席も大人がちゃんと乗れるスペースを確保しているところが魅力的です。

乗り心地はスポーティで固めで、特に荒れた路面はダイレクトに衝撃を伝えてきます。

 

●動力性能★★★★

 低速から非常にトルクフルですね!さすが3Lディーゼルです。

レスポンスもいいですね。

回転もスムーズで比較的高回転まで回るのですが、

残念なことに、回転自体にドラマや気持ち良さはありません。。

ディーゼルならではの、低速から気持ちよく押し出されるような、波乗りフィーリングもないですね。

 

●ハンドリング★★★★

 BMWらしい、リニアでスポーティなハンドリングはさすが3シリーズのクーペですね。

キビキビ走りますが、やはりディーゼル直6エンジンのせいで、フロントは軽くないです。

 

●総合評価★★★

 うーん、アルピナのD3が非常に印象がよかっただけに期待しましたが、

やはりその差は小さくないですね。

上質感は感じないですし、エンジンももっと気持ちよく、サウンドもよかったです。

なるほど、アルピナマジックとはそういうことかと再確認した1台でした。

 


BMW M2 コンペティションに試乗! エンジンがM3と一緒になり、楽しさもアップ!

2021-06-04 08:21:10 | BMW

BMW M2 Competitionに試乗しました!

以前のM2もコンパクトなボディにパワフルなエンジンが楽しい車でしたが、ついにエンジンがM3と同じになり、さらにパワーアップしました。

果たして楽しさもアップしているのでしょうか?早速インプレです!

 

●居住性 ★★★

後部座席は狭めですが、4人乗れる空間が確保されています。

乗り心地も硬めですが、しっかりしたボディとしなやかな足回りに支えられているので不快ではないですね。

 

●動力性能 ★★★★★

相変わらず、すごいトルクとパワーです!

特にこのモデルは吹け上がりの切れ味が増しましたね。

先代は、比べればM3の方がやはり格上かな、と思いましたが、

これならM2の方が楽しいです。

 

●ハンドリング ★★★★★

相変わらず物理的な軽さを感じますね。

M3は技術で曲げている感覚がありますが、M2は自然。素材の良さによる軽さを感じます。

 

●総合評価 ★★★★★

元々魅力の高いM2ですが、さらに魅力的になりましたね!

ボディの堅牢さはポルシェを彷彿させる塊感があります。

BMWの気持ちいい直6エンジンをFRクーペで走らせる喜びをもっとも味わえる素晴らしい一台だと思います。

 

 


BMW M5に試乗! (動画あり) 600馬力の最速セダンをドイツ アウトバーンでフル加速してみた!

2021-02-26 09:17:13 | BMW

BMW M5 に試乗しました!

居住性★★★★

 このクラスに相応しい静粛性、乗り心地の良さ、室内の広さ、内装の質感の良さを備えている。ATもこのモデルからトルコンになったのでスムーズ。コンフォートモードでは通常の5シリーズと変わらぬ快適性を誇り、スポーツプラスにするとバリバリと勇ましいサウンドやクイックなエンジンレスポンスを手にできる。ただ、その場合も頭が揺れるほどの過激さはない。

 

動力性能★★★★

 全域パワフル&トルクフル。リニアでどこから踏んでもパワーが出てくる。そしてフィーリングもサウンドも気持ちいいのが流石BMW。ただ、E60の頃のV10エンジンのような カリスマ性はなく、ほどよくスポーティなフィーリングというかんじ。電子制御がうまく効いていて、600馬力から想像されるような暴力的な感じはない。GT-Rの方がより猛々しい。

 

ハンドリング★★★★

 切り始めはニュートラルだが、そこから切りますとグイグイ曲がっていく。高速域の安定性は高い。4WDっぽさを感じないのはさすがBMW。運転していて走りが楽しい。

 

総合評価★★★★

 快速セダンのベンチマーク。上質感と速さ、気持ちよさを高いレベルで兼ね揃えている。600馬力のパワーを備えながら、これ程快適に移動できる車は他にないのではないだろうか。操作系のフィーリングも滑らかで良いもの感がある。特にブレーキがいい。もっとも、どんなシチュエーションでも俺は無敵だぜ!というアウディRS系のような味付けではなく、いつでも気持ちよく素晴らしく速いセダン、というイメージ。間違いなくクラストップレベルの車だが、是が非でも手に入れたいと思わせる程のカリスマ性はない。


BMWの最上級SUV X7 M50dに試乗!(動画あり) 快速、爆速の凄いSUV!!

2020-10-23 09:39:25 | BMW

BMW X7 M50dに試乗しました!

X7といえば、最近BMWSUVの最上級モデルとして加わった1台。中でもM50d3Lディーゼルターボの最速モデルです。車重が3tを超えるこの大型モデル、はたしてBMWらしい走りは健在なのでしょうか?早速試乗インプレです!

 

居住性★★★★★

 さすが5mを超える巨体だけあって、1列目と2列目の空間は広大ですね。3列目も座面こそ低めですが、前後と横幅は確保されています。

 乗り心地もエアサスが効いてて、雲のよう。静粛性も非常に高く、ディーゼルエンジンの音もほとんど聞こえませんし、振動は皆無です。

 内装のデザインも最新のシャープなもので、質感も高級車に相応しい仕上がりです。

 アイポイントが高いので見晴らしは良く、座面を1番上に上げればノーズエンドも把握できますし、後方や側面の車体感覚も掴みやすいですね。

 

動力性能★★★★

 3t3Lディーゼルターボは役不足かな・・・と思いましたが、さすがBMW、軽々とこなしますね。低速から高速まで何の通用も感じません。吹け上がりもリニアで気持ちいいですね。

 

ハンドリング★★★★

 驚く程軽快に走ります。街乗りレベルなら、普通の5シリーズとあまり変わりません。ただ、高速コーナーに入ると、さすがに車体の重さを感じます。またブレーキも効くのですが、すぐ焦げ臭い匂いがします。

 

総合評価★★★★

 とにかくど迫力のBMWに乗りたい人にはピッタリですね。エクステリアデザインは相当イカツイですし、巨大なグリルもSUVならそれほど違和感がありません。走り味は軽快ですし、ドライブも楽しいです。ただ、物理的なサイズはかなりのものなので、細い道は厳しいですね。

 では、動画をどうぞ!


BMW 318d GTに試乗!(動画あり)3シリーズGTは後席を重視したい方にオススメ

2019-12-14 10:43:18 | BMW

BMW318dグランツーリスモに試乗しました!

 

3シリーズグランツーリスモと言えば、ホイールベース拡大により 通常の3シリーズの後席スペースとラゲッジスペースを拡大した 5ドアハッチのツアラー。3シリーズよりは大きく 5シリーズより小さいという 面白いコンセプトで 以前から興味がありましたが、今回1000キロのロングツーリングで試乗できました。早速インプレです。

 

居住性★★★★

 居住空間としは後席がとにかく広いですね!足が組めます。ただ、背もたれの角度や座り心地はもう一歩。静粛性は高く、特に風切り音が抑えられています。

 乗り心地はBMWにしては珍しくダンピングの効いた快適志向。低速では路面の凹凸を拾うのが残念ですが、中速以上で路面のよいところではフラットライドを実現します。高速やワインディングはスポーツモードの締まった脚の方が揺すられ過ぎず快適です。

 ラゲッジスペースも広大ですね。

 

動力性能★★★

 ディーゼルエンジンはパワフルではありませんが、実用域ではまったく不満ありません。踏み込めばそれなりにBMWらしい走りをみせてくれます。

 

ハンドリング★★★★

 普通の3シリーズよりも少し重く、動きが緩めです。ただ直進安定性はすばらしいですね。

 

総合評価★★★★

 これは中々おもしろい存在ですね。その名の通り、長距離旅行では快適性で真価を発揮します。ワインディングや街乗りは通常の3シリーズの方がキビキビしてますし、取り回しも楽です。SUVよりはコーナリングは優れていますし軽いです。ということで、通常の3シリーズよりも後席やラゲッジを重視したくて、長距離ドライブとある程度の走りの良さを両立したい方にオススメです!

 

BMW M760Liに試乗! 12気筒という贅沢に酔うための車

2019-11-23 10:08:08 | BMW

BMWのフラッグシップ7シリーズのさらに頂点、M760iに試乗しました!

 
それ以外の7シリーズでも十分ラグジュアリーなのに、なんと伝統のV12気筒にターボを追加!600馬力越えはもはやスーパーカーの領域です。値段も2000万円越えとスーパーカークラス。果たしてどんな車なのでしょうか、早速インプレです!
 
●居住性★★★★★
 インテリアの質感やデザインに不満などあるはずもありませんが、特筆すべきは後席の快適さですね。さらに延長されたホイールベースにより、より余裕のあるレッグスペースが堪能できます。またシートも柔らかく上質で、通常の7シリーズとの差は歴然です。
 乗り心地も、通常の7シリーズはある種緊張感を後部座席も強いられるのですが、こちらはよりリラックスできますね。
 
●動力性能★★★★★
 なにより特筆すべきは、V12ならではのベルベットのような粒の細かいエンジンの吹け上がりです。これと比較してしまうと、他のエンジンが雑に感じてしまうほど。違いの分かる人のための、最高の贅沢ですね。もちろんトルク、パワー共に圧倒的で、アウトバーンでもこの車をプッシュできる車はそうはいないでしょう。
 
●ハンドリング★★★★
 ホイールベースが延長されているにも関わらず、あいかわらず一回り小さい車に乗っているかのような軽快感があります。リムジンを運転しているというより、普通のスポーツセダンの操作感覚に近いです。
 
●総合評価★★★★
 いや、すごいですね。贅沢を求める一部の分かる人のみをターゲットにした、ある意味特異な車です。中古市場でも維持費を鑑みると買いたい人はわずかでしょうから、価格下落率は相当激しいと思います。だからこそ、極上の世界に価値を見出す人にはお買い得な1台ですね。
 
BMW COMPLETE Vol.72 2019 SUMMER (NEKO MOOK)
ネコ・パブリッシング
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BMW 740d(G11)に試乗! 7シリーズのスタンダードチョイス

2019-11-16 10:04:23 | BMW

BMWの最上級セダン、740d xDrive M sportsに試乗しました!

 
走りの高級車、7シリーズに、本命とも言えるディーゼルが搭載されました。最近のディーゼルは、言われなければわからないほど静かで振動も少なく、それでいてトルクは圧倒的ですから、期待は高まります。早速インプレです。
 
●居住性★★★★★
 高級ブランドのフラッグシップですから、居住性に関しては、ほぼ不満はありませんね。空間にはかなり余裕がありますし、質感も高いです。
静粛性もかなり高く、車内ではエンジン音はほとんど聞こえてきません。
乗り心地も十分以上にフラットで快適そのものです。
 
●動力性能★★★★
 低速から図太いトルクを発生しますが、決して下品な加速ではなく、スムーズに、かつグイグイと加速していきます。あたりが柔らかいですね。また、BMWのディーゼルは回転フィールが気持ちいいのでアクセルを踏むのが楽しくなります。
 
●ハンドリング ★★★★
 全長5m超えとは思えない軽快感が7シリーズの持ち味です。リアステアの威力が大きいですね。4WD っぽさはあまり感じませんが、外乱に影響されにくい安定感は感じます。
 
●総合評価★★★★
 7シリーズの本命と呼ばれるだけのデキですね。走らせて楽しい唯一のフラッグシップサルーンではないでしょうか(最近のA8もなかなかですが)。ただ、上には上がいるもので、高級感という点では最上位グレードの760には劣りますが、普通の人にはこれがベストチョイスだとおもいます。
 
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BMW M204iに試乗! 予想通り、M130i以上、M2以下

2019-11-09 10:01:16 | BMW

BMWの小型クーペ、M240iに試乗しました!

 

コンパクトでスタイリッシュなクーペボディに340馬力の直6ターボを搭載!聞いただけでも期待は高まりますね。人気の高い兄貴分のM2との差も気になります。早速インプレです!

 

●居住性★★★★

 内装の質感やデザインは昨今のBMWの文法に沿っていますので、高級車としては不満のないデキ。

 居住空間も、広いとは言えないまでも、大人4人がそれほど不満なく乗れます。

 乗り心地はフラットライドで、M2よりマイルドですね。

 

●動力性能★★★★

 直6ターボエンジンは、相変わらずスムーズかつパワフルです。M2のような荒々しさはありませんが、気持ちよくトルクを発生し、リニアに伸びるエンジンです。

 

●ハンドリング★★★

 ここもBMWならではのリニアでスムーズなハンドリングを実現しています。ただ、M140iの方がクイックですね。M240iの方が落ち着いてます。

 

●総合評価★★★

 各点数と比べて総合評価が低くなりましたが、うーん、なんというか、いい車なんですけどね。。十分速いし。。でも、ここまでお金を出すならM2の方が刺激がありますし、リセールも高いと思います。値段と俊敏さならM140iに軍配が上がりますしね。クーペのこのかっこいいスタイルを満喫しつつ、M2ほどハードなマシンはいらない、という方には刺さると思います。E46時代の330iみたいですね。中古の価格次第では、おもしろいポジションになるかもしれません。


BMW Z4 M40iに試乗!直6が気持ちよく楽しめるちょうど良いスポーツカー

2019-11-02 10:10:22 | BMW

BMW Z4 ロードスターM40iに試乗しました!

 

噂のスープラの兄弟車ですね!スープラの評判がいいだけに、こちらの出来もきになります。ターボとはいえ、BMW伝統の直6エンジンを搭載したスポーティなモデル。早速インプレです!

 

居住性★★★★

スポーティさが売りの新型ですが、乗り心地は悪くないですね。

けっしてガチガチではなく、快適と言える範囲です。

幌を閉めれば遮音性も高く、望外に静かなところが、さすが高級ブランド。

オープン時の巻き込みもないので、気持ちいいオープンエアドライブが楽しめます。

 

動力性能★★★★

気持ちいいフィーリングとスポーティなサウンド、さすがBMWの直6ですね!

ギリギリ使い切れるパワーがちょうどいいです。

 

ハンドリング★★★★

キビキビしたハンドリングで全長の短さを感じさせます。

FRらしい自然なクイック感ですね。

 

総合評価★★★★

気持ちよく使い切れるスポーツオープンカーというかんじです。

それにしても、やはり直6は気持ちいいですね。天然の振動の少なさ、吹け上がりの良さを感じます。M2はかなり本気モデルになるので、気持ちよくスポーツ走行を楽しむにはいい選択肢だと思います。


BMW 新型320d(G20)に試乗!大胆な外観と比して中身は堅実なレベルアップ

2019-10-26 10:06:14 | BMW

BMWの新型320d(G20)に試乗しました!

 

3シリーズといえば、BMWの屋台骨を支える最重要モデル。さらに、世界のこのサイズのセダンのベンチマークでもあります。先代は外観はちょっと地味でしたが中身はかなり上質でした。新型は果たしてどうでしょうか?早速インプレです!

 

居住性★★★★

 外観も大きく立派になりましたが、居住空間も先代より広いですね!

乗り心地はノーマルモードは思ったより固めですが、まだあたりが出てないのかもしれません。スポーツモードはフラットライドです。

ディーゼルですが静粛性は高く、エンジン音はほぼ聴こえてこないし振動もほぼ皆無で快適です。

 

動力性能★★★★

低速からトルクフルでリニアな吹け上がりです。

先代より力強いが、波乗りフィールがなくなったのは残念ですね。

 

ハンドリング★★★★

サイズアップを感じない軽快なハンドリングは健在です。

このリニアでスポーティなハンドリングが3シリーズの真骨頂ですね。

 

総合評価★★★★

外観は結構ドラスティックに変わりましたが、中身は手堅く先代よりレベルアップしてきたかんじですね。逆に言うと、サプライズはないですね。

見た目の迫力や居住空間などは、もはや5シリーズ不要かと思わせますが、やはりしっとりしたフラットライドは5シリーズでないと味わえないですね。


BMW X5Mに試乗!(動画あり) 570馬力オーバーのワイルドなSUV!

2019-02-25 20:50:57 | BMW

BMW X5Mに試乗しました!

 

今回はドイツのBMW Weltで初試乗です。Weltは基本的にはBMWグループの現行車のショールームで、BMWだけでなくMINIやロールスロイスも展示されています。しかも、ここは車を見るだけではなく、なんと高機能なMモデルも1間からレンタルできるのです!今回はハイパワーSUVモデルのX5Mを借りて速度無制限のアウトバーンを走ってみました。ではさっそくインプレです!

居住性★★★★

ベースがX5ですから、室内はかなり広いですし、インパネの質感も高級です。乗り心地は、ハイパワースポーツモデルとしては望外に快適で、フラットライドです!これは素晴らしいですね。静粛性も高く、見通しもいいです。ただ、ボディがかなり大柄なので、狭い町中では気を使います。

動力性能★★★★★

さすがMモデル、かなりハイパワーですね!アクセルを踏み込むと、大柄なボディをなんの苦も無く豪快に加速させます!さすが、4.4Lターボ、600馬力弱は伊達ではないです。その時のエンジンサウンドがまたワイルドでいいですね!吹け上がりもシャープで、マニュアルモードだときづかないうちにレッドゾーンに突入します。さすがBMW、エンジン屋ですね。ぜひ動画でご確認ください。ポルシェのカイエンターボの吸い込まれるような加速とはまた一味違う、豪快な加速が楽しめます。今回はアウトバーンで200km以上をマークしましたが、パワー的にはまだまだ余裕でした。

ハンドリング★★★★

 これだけ大型なSUVにしては、ほとんどロールせずにきれいにコーナーリングします。サスペンションやハンドルをスポーツモードにすれば、不安感もほとんどないですね。路面ホールド性は極めて優秀です。この辺りは、さすがSAVをうたうだけあります。 

総合評価★★★★

ハイパワーSUVとしての完成度はかなり高いですね!性能的にはカイエンの方が上でしょうが、BMWは野性味あふれるエンジンが魅力的です。まあ価格も1700万円に届かんとするレベルなので、そうそう買える車ではありませんが、人と違うハイパワーSUVを求める方にはよいと思います。

では、動画をどうぞ!

 


BMW X4M 40iでアウトバーン初走行!(動画あり):X4試乗インプレ編

2018-12-14 11:40:54 | BMW

 アウトバーン試乗記事、今回はレンタカーのBMW X4M  40i のインプレを記載したいと思います。

BMWSUVのなかではミドルサイズクーペに位置するX4。なかでもX4MMディヴィジョンが手を加え、直6ターボエンジンは360馬力を発生します。足回りも強化されたスポーティなこの車、どんな走りを見せてくれるのでしょうか?早速インプレです!

 

居住性★★★★

 以前X4M  35i に試乗した時も感じましたが、本当に乗り心地がいいですね!実にスムーズでシルキーです。低速から路面を綺麗にいなしつつ、スピードを上げても道路に吸い付くようです。不快な振動はほとんど感じません。これだけ乗り心地が良くてもリニアにスポーティに走るのですから、これは素晴らしい足回りですね。

 静粛性も高いですし、見晴らしもいいので長距離も疲れません。空間も大人4人が問題なく乗れます。トランクルームも大型スーツケースが2つ入りますので、実用性は高いですね。ATも相変わらずスムーズでいい仕事してます。

 

動力性能★★★★

 やはりターボになってもBMWの直6は気持ちいいですね!踏み込むと同時に低速から一気に吹け上がります!リニアかつトルクと気持ちいいサウンドを伴うもので、これは楽しいですね。もっとも、3シリーズ等に比べると車の重さは感じますが、SUVのパワーユニットとしては随一の楽しさです。 35i よりも明らかに一回りパワフルです。コンフォートモードでは早めのシフトアップで静粛性を保ちますし、スポーツモードでは常時高回転を維持しいつでも加速してくれます。

 

ハンドリング★★★★

 さすがBMWSUVとは思えない程スポーティなハンドリングですね!低速コーナーもシャープに駆け抜けますし、中高速コーナーの安定感も高いですね。ただ、170kmを超える高速域では、ちょっとフロントの接地感が薄くなってきますし、ハンドルも路面の影響を受けやすくなります。コンフォートモードでは軽めの操舵感覚ですが、スポーツモードではしっかりした手応えになります。

 

総合評価★★★★

 いい車ですね、X4M。最近流行りのSUVで乗り心地や見晴らしもいいのに、走りはパフフルでスポーティ。サイズも街乗り持て余さないサイズです。

 ただ、個人的にはちょっとデザインが中途半端かな。。という気もします。X6までいくと迫力が出てくるのですが、X4はちょっと迫力が足りませんし、さりとて素晴らしくスポーティなデザインな訳でもなく、思い切りに欠ける気がします。パワーもすばらしいのですが、値段もかなり高価ですしね。個人的には、新型X3でも十分快適かつスポーティかな、と思います。

 

では、動画をどうぞ!


BMW X4M 40iでアウトバーン初走行!(動画あり):アウトバーン インプレ編

2018-12-11 11:37:37 | BMW

 ドイツのアウトバーンをレンタカー走ってきました!!

 アウトバーンといえば制限速度が無制限で有名ですよね!

サーキット等ではもちろん200km以上出したことは何回もあるのですが、公道で車ではどんなかんじなのか。。。以前から一度はやってみたいと考えていましたが、今回ついに実現しました。

 

レンタカーはハイパワーなBMWX4M360馬力。予約は530だったのですが、無償でアップグレードしてくれました。

 

今回はフランクフルト、ケルン近郊で実施したのですが、予想以上に無制限区間は少なかったです。ドイツは制限速度が厳密で、合流や市街地周辺では細かく制限速度が変わります。またドライバーもちゃんと制限速度に従います。なので、標識を見逃すと、急ブレーキをかけることになって焦ります(笑)。

 

あとは、かなり工事が多いです!日本の年末みたいで、結構至る所で道路工事してます。。平気で道路閉鎖したりするので、予想外に迂回させられたりもします。

 

ということで、今回のドライブ区間ではほとんど無制限の場所がなく、直線も限られていましたので、数回しかフルパワーを試せませんでしたが、数少ない動画を添付します。

路面状況はちょっとピッチーで、X4Mの場合は170kmを超えたあたりからフロントの接地感がちょっと希薄になってきます。あと左側がコンクリウォールなので、ちょっと怖くて190kmくらいしか出せませんでした。

 

ぜひ次回は200kmオーバーを目指したいと思います!

それでは動画をどうぞ!