新年明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。
イタリアのマラネロで、フェラーリ458スペチアーレに試乗しました!
今回のお店は前回と異なり、Pushstartというレンタカー屋さん。この辺りのお店は10分単位で貸し出ししてくれるのが嬉しいですね。
今まで試乗したことがないフェラーリということで、12気筒のGTC4と迷いましたが、お店の人の
458スペチアーレの方が楽しいよ!という一言でこちらをチョイス。NAのV8フェラーリの最終かつ最高峰の1台。
果たしてどんな車でしょうか、早速インプレです!
●居住性★★★★
まず外装のストライプがかっこいいですね!非常にレーシーです。ちなみにこの塗装はオプションで、これだけで100万円くらいするとか。。
ドアを開けると、ドアの内張やダッシュ周りにカーボンを多用しており、いかにも軽そうで気分が上がります。
乗り心地は、少し硬めではありますが、他のフェラーリ同様、悪くないですね。ポルシェ997のGT3RSの方が硬かったです。
ボディもがっしりしています。
●動力性能★★★★★
油温が温まるまでは全開にしないでくれとのことで、まずは街中をトロトロと走ります。
低速からしっかりトルクフルなので、極めて普通に走れます。
レスポンスも激しすぎるという感じではなく、乗りやすいですね。
エンジンがあったまった頃に、前が空いたのを見計らって、フルスロットル!
低速からグッとトルクが立ち上がり、そこから一気呵成に吹け上がります!!
公道ではトップエンドは試せないほどで、どこからでも瞬時にトルクとパワーをひねり出します。
ノーマルの458の方はもっと滑らかで、2次曲線的に盛り上がりますし、サウンドも心地よいですが、
スペチアーレはレーシングマシンのように猛々しく比較的フラットにパワーとトルクを炸裂させますね。
サウンドも官能的というより、荒々しい獰猛な感じです。
●ハンドリング★★★★★
ノーマルの 458はアクティブデフにより、予想よりかなり切れ込む感じでしたが、スペチアーレはより自然になっています。
感覚的には488に似ていますね。
どんなコーナーでもクリアできると感じさせるレベルの高さとレスポンスのリニアさが見事です。
ステアリングレスポンスというか、車自体の身のこなしが軽いです。
今回はコーナーといえば街中のランアバウトくらいですが、どこまでスピードを上げても曲がっていけそうな感覚でした。
●総合評価★★★★★
ロータスのような軽快さ・ハンドリングの良さと、ポルシェのような車体剛性、そしてフェラーリならではの吹け上がりを持つ、ある意味究極の車でした。
ノーマルの458をさらに研ぎ澄ませ、リニアにしたかんじで、人馬一体感がすごいです。
走り味が軽く、エンジンは猛々しい。コーナーを削るためのマシン。
マフラーを変えれば、ベスト・フェラーリの一つだと思います。
では動画をどうぞ!