新型ホンダ シビック(11代目FL型)に試乗しました!
シビックも11代目になるんですね!個人的にはコンパクトでスポーティな5代目(EG型)が好きでしたが、時は流れ、今や全長は4500mm超えの立派なサイズになりました。爽快シビックがキーワードなこの車、果たしてどんな車になったのでしょうか?早速、試乗インプレです!
●居住性★★★★★
いや、上質になりましたね!噂は聞いてましたが、もはや高級車の仲間入りと言っても過言ではない質感です。
インパネのデザインは網状のルーバーは左右を横切るという新しい提案。これが質感も高くいいデザインです。各部の見栄えもいいですね。モニターも横型の大型タイプで位置も見やすいですが、ナビの使い勝手はイマイチです。
空間の広さも上々で、後部座席の膝前スペースも不満なく、ルーミーとまではいきませんが快適なレベル。
乗り心地も上々で、少し硬めの足回りですがボディのしっかり感がいいもの感を感じさせます。各部の動きのフリクションが少ないですね。
静粛性も高いレベルで、ロードノイズが少し大きめですが、外部からの音もエンジン音も抑えられていて風切り音はほどんどありません。
運転支援はレーンキープも車速制御も適切ですが、車間距離が最短でも距離が長く、またアクセルのタイミングが少し遅いので高速では割り込まれることもしばしば。加速は人力でサポートしてました。
●動力性能★★★★
1.5L VTECターボは182ps,240Nmを発生。ホンダらしく気持ちよく回るエンジンですが、6000回転で頭打ち感があります。平坦な路面でのスムーズなトルク感が実に上質!ただ山道でアクセルを踏み込むような走りでは、CVTのレスポンスの鈍さ、ダイレクト感のなさが残念です。
●ハンドリング★★★★
ここもレベルが高いですね!ボディと足回りにお金が掛かってるのがよくわかります。ハンドルの手応えもよく、切った分だけスムーズに曲がっていきます。限界も高そうです。
●総合評価★★★★
高級車として評価すると、非常にポイントが高いですね!先代より確実に1ランク上質になってます。全体的に少ししっとりしたようなアウディ的な高級感を感じます。これは長距離も疲れが少ないですね。
反面、スポーティな車として評価すると、ハンドリングやボディ剛性は優秀ですがエンジンにもう一伸び欲しいのと、ダイレクト感が欲しいです。MTモデルならより楽しそう。あとはタイプRですね。かつてのR32のように、GTーRがあるから標準モデルはボディ優勢で質感が余裕がある、という感じが今回のシビックでも感じられます。スポーティな雰囲気を楽しみたいなら、先代オーナーは買い替えは不要かと。高級感が欲しいなら、確実にこちらが有利です。
では、動画をどうぞ!