THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

当時世界最速!カワサキのZZR1100を購入! 車を含め、人生でもっとも速いマシン。

2020-12-31 16:15:19 | カワサキ

※記事内容は当時記載のものです

 

●購入動機:
 人間の欲とはきりがないものだ。高校時代からの夢を手に入れ、何の不満もなかった私だが、ある雑誌の1ページにより転機は訪れた。

300kmの世界。

 当時、世界最速のバイク、ZZR-1100は、ライトチューンで300kmの世界に手が届く唯一の存在だった。300km!!リミッターのおかげで180km以上の世界すら未体験の私に300kmの世界は非常に魅力的だった。若い時でしか無茶はできない。当時、馬力規制の動きがあったバイク業界、もしかすると、最後のチャンスかもしれない。しかも世界最速!!ああ、なんて私の心をを刺激する言葉!車なら500万円オーバーでも届かない世界が、わずか100万円で俺のものに!物欲モードに突入した私は、総額110万円というそれまでの人生でもっとも高額なお買い物を決心したのであった(ローンで)。

●性能:
 7台乗り継いできた車を入れても、生涯もっとも高額な買い物であったこのバイクは、同時にまた乗り継いできたマシンのなかで間違いなく最強の加速と最高速度を誇るモンスターマシンだった。
実は、最初このバイクを購入した帰り道は「失敗だったかな・・」と少し後悔した。

 乗っている感じが、NC30とあまり変わらない!しかもNC30よりはるかに重い!!やはり、世界最速とはいえ、NC30も結構速かったからなあ・・こんなもんなのか・・とふっと視線をタコメーターに落とした瞬間、私は自分の間違いに気が付いた!

 NC30と同じように体感していた速度では、NC30の半分もエンジンをまわしていなかったのだ。高速巡航でわずか3000回転。レブリミットの12000回転にはほど遠い数値だ。それでは、と最大トルク発生回転の6000回転までアクセルをまわした瞬間!!

「うおおおおおおおおおお!!」

私はヘルメットのなかで絶叫していた。無意識だ。自然に叫び声がでた。またたく間に上昇するスピードメーターに気づいた私は、ブレーキングとともに平常心を取り戻した。これはNC30と同じバイクではない。少なくとも、同じバイクというカテゴリーに属するものとは思えない。147馬力のバイクがもたらすパワーは、間違いなくこのバイクが世界最速のものであることを私に痛感させたのであった。その後も私はフル加速するたびに絶叫しつづけ、川崎~渋谷間(一般道)や東京~成田(高速)等で、数々の自己記録を更新した。若いって、むちゃだなあ・・ポルシェ928と遊んだりもしたもんな・・


●終りに;
 当時、私は本当にバイクが好きで、通学やバイト先に、雨の日も風の日も台風の日もバイクに乗っていた(さすがに雪の日は乗らなかったが)。

「同じ金額を出せば、はるかに上の性能が手に入るのに、車なんか買うやつはバカだ。」

 と息巻いていた私も、しばらくして車へと移行する。しかもタダでもらったトラックへと乗り換えるとは人生どうなるか分からないものだ。

 確かに一度くるまの良さを体験してしまうと、オールウェザーの快適性、バイクでは常に付きまとう転倒という恐怖からの開放、多人数での移動による利便性等から、バイクに戻ることは難しい。でも、バイクと過ごした日々は忘れられない思い出だし、出かける前に「今日は雨が降らなければいいけど」と天候を愁う生活も悪くないと思う。ネガティブな部分が多からこそ、ポジティブな点がよりいっそうクローズアップされる。だから私は「バイクを卒業した」などというつもりは毛頭ない。基本的に別の乗り物だし、私自身もまたバイクに乗る日がくるような気がするからだ。

 

 

 


三菱エクリプスクロスに試乗!(動画あり) 上質なミドルクラスSUVだが割高感が

2020-12-30 17:00:47 | 三菱

三菱エクリプスクロスに試乗しました!

エクリプスクロスは三菱のミドルクラスSUV,いわゆる売れ線モデルです。

エクスエリアがシャープでかっこいいですね。

今回は1.5Lガソリンターボの2WDモデルに試乗しました。

早速試乗レビューです。

 

居住性★★★★

 

まず乗り心地がいい。BMWのようなフラットライド。スバル フォレスター並み。

静粛性も高い。

居住空間も充分な広さ。

 

動力性能★★★

パワーもトルクもなかなか。

ギアを積極的に上げていくのでエンジン回転が低めになり、高級感がでる。VWのよう。

エンジン自体の最大トルク発生回転数は2000回転前後なので

それほど下からトルクが出ているわけではないが、トランスミッションのできがよく痛痒は感じない。

ただ、CVTなのでダイレクト感はない。

 

ハンドリング★★★

リニアに気持ちよく曲がる。

SUVとしてのふらつきはない。安定している。

ブレーキのタッチも自然で効きも悪くない。

 

総合評価★★★★

望外にいい車。高級感があり、実用性も高い。

ミドルサイズSUVとしてサイズと居住性のバランスが取れている。

ネックは価格。安いガソリンモデルでも250万円から。

では、動画をどうぞ!


フェラーリ458イタリアに再試乗!(動画あり) 最後のNAV8ミッドシップフェラーリは最高の1台だ!

2020-12-25 16:00:34 | フェラーリ

久しぶりにフェラーリ458イタリアにサーキットで試乗しました!

フェラーリ458といえば、V8ミッドシップでは最後のNAエンジン。

人気も高く、中古車市場相場は上昇傾向にあり488との逆転現象も起きています。

ということで、久しぶりにサーキットで試乗してみましたのでレビューです!

 

●居住性 ★★★★

 相変わらず内装の質感・デザイン共にいいですね!F430からグッと近代的になりますが、458は現行のF8と比べても見劣りしないレベル。

ボディ剛性が極めて高いので外部からの入力にも強く、乗り心地も良好です。 

 

●動力性能 ★★★★★

 やはりこのエンジンは素晴らしい!

9000回転で570馬力を発生するこのエンジン、低速から十分なトルクがありますし、高回転で一気に突き抜ける感じがドラマティックです。

これぞフェラーリという感じですね。

比較すれば488の方が全域でパワフルなのですが、高回転の伸びはこちらが上。

個人的にはマフラーは変えたいですね、ノーマルは音が低めなので。

 

●ハンドリング ★★★★★

 ここも素晴らしいですね!ノーズの入りもシャープですし、コーナーでの踏ん張りはさすがミッドシップです。

同じスーパーカーでもランボと違うのは、ランボが見た目に反して基本安定志向なのに対し、フェラーリはいかにもスポーツカーっぽい機敏なハンドリングを実現していることです。逆に、最後の判断はドライバーに委ねられているので、たまにスピンしてクラッシュしている動画を見かけますが、この緊張感がフェラーリらしさとも言えます。

●総合評価 ★★★★★

 V8フェラーリの中ではベストとも言える一台ですね。パワーはサーキットでないと使いこなせない程、十分パワフルです。コーナリングも相当速いですし、操作感覚もクイックで楽しめます。以前、空港跡地のクローズドコースで試乗した時は、路面があまりよくないせいか、ちょっと電子デバイスによる過剰にクイックなハンドリングに不安感を覚えましたが、今回のようなちゃんとしたサーキットだとグリップがいいので楽しめますね。

 では、動画でサウンドをお楽しみ下さい!


ホンダのレーサーレプリカ、VFR400R(NC30)購入! ついに憧れのレプリカを購入!! 初めて死を覚悟した一台。

2020-12-23 16:15:19 | ホンダ(バイク)

●購入動機:
 NS50Fはとても楽しいバイクだったが、50ccの法定速度は30kmだったので、よくスピード違反でつかまったりした(他の車といっしょに走っているだけなのに・・・)。

 そこで、私はついに本格的なバイクの購入を決意した。思えば、高校時代に見た赤いレプリカ、これこそが私のバイク好きの原点であった。信号待ちからロケットのように加速していったあのバイク。当時はかなえられなかった夢。その夢に今、リーチがかかっている!ここで買わねばいつ買う!と俄然盛り上がる私を誰が止めることができたであろうか。

 NS50Fですっかりホンダファンになった私はNSR250かVFR400Rで迷ったが、V4エンジンとプロアームという世界で唯一!というスペックに惹かれ(私は世界一!とか限定!という言葉にとても弱い)シードカラーのNC30購入に踏み切った。当時40万円くらいだった。

●性能:
 400ccのレーサーレプリカ。ああ、俺も出世したもんだ・・30km制限よサヨウナラ!高速道路よこんにちは!というわけで、このバイクのおかげで私の行動範囲は一気に広がり、日光、筑波サーキット等、様々な道を共に走った。V4エンジンは非常にフレキシブルで、どこからアクセルを開けても加速し、180kmのリミッターまですぐに到達した。また、その旋回性能は優秀で、友達の車がアンダーで苦しむコーナーも楽にクリアすることが可能だった。
 ここで、レプリカバイク購入を計画している方に一言アドバイス。タンクパッドはすぐ付けたほうがいい!私はハードブレーキングのたびにタンクに股間をしたたか打ち付け、何度か行動不能になった・・・

●死ぬかと思った・・:
 初めて死を覚悟したのもこのバイクだった。あれは雨が降る夏の夜だった。友達と翌日横浜へツーリングの約束をした私は、家まであと5分の直線を走っていた。しばらく信号も交差点もないストレートで、調子に乗った私は雨にも関わらず、友達と加速競争をした。

 200mほど加速した時点で、友達のバイクが減速、「ふっ、ビビったか!」と思った瞬間、

 私の目にいきなり飛び込んできたのは佐○急便の飛脚だった!

 いきなり左の運送センターから大型トラックがバックででてきたのだ!80kmでぶつかればひとたまりもない!

最後に見たものが飛脚の赤いふんどしなんて嫌だ!!」

 と感じた次の瞬間、私はバイクを無意識の内に倒していた。わずか数秒の間のことだったが、次に私が意識した時、私はバイクとともに道路に倒れていた。

「生きてる!ラッキー!!」

と思った私は、「せっかく生きてるのに対向車に牽かれちゃかなわん」と痛む体を気合で起こし、すぐ避難したのを覚えている。

どうやら私はトラックの下をくぐりぬけるという、映画のアクションシーンのような助かり方をしたらしい。幸いバイクは軽少で、私も奇跡的に脱臼ですんだが、もし一秒でもバイクを倒すのが遅ければ、首がとんでいた・・と考えるとまさに九死に一生を得た思いだった。友達も、事故の瞬間、「ああ、ついに友達の死者一号がでた!しかも目の前で・・」と思ったらしい。でも、今までの人生が走馬灯のように流れたりはしなかったなあ・・

 

 

 


ポルシェ 911 (991後期) カレラ4Sに試乗!(動画あり) ターボっぽくない吹けあがりは凄いが、前期に負けるところも・・

2020-12-18 17:00:50 | ポルシェ

ポルシェ911991)後期カレラ4Sに試乗しました!

991後期といえば、ついに普通のモデルもターボ化されたことが話題となった1台。評論家のコメントは、一様にターボを感じさせないというポジティブなものでしたが、果たして真実はいかに?今回は3Lターボで420馬力を叩き出す4WDのカレラ4Sにサーキットで試乗しました。早速インプレです!

 

居住性★★★★

 991から本当に内装の高級感が上がりましたね!911のインテリアは従来はどちらかというと質実剛健な仕事場というかんじでしたが、このモデルからパナメーラで採用したテイストを取り入れ、デザインも質感も高級感がアップしています。

 乗り心地は今回はサーキット試乗のため、荒れた路面等のフィーリングは分かりませんが、スムーズな路面での乗り心地はもちろん快適。路面を舐めるように走ります。

 静粛性も高く、気持ちいいエクゾーストサウンド以外の騒音はほとんど入ってきません。

 

動力性能★★★★

 まずターボ化で1番心配されたフィーリングですが、たしかにNAのようにスムーズです!フェラーリ488GTBもターボらしからぬリニアな吹け上がりでしたが、991はさらにそれを上回り、本当に排気量アップされたNAのようです。低速からリニアにトルクが立ち上がり、そのままスムーズにトルクを増加させつつパワーへと繋がっていきます。非常に運転しやすいですし、スポーツプラスモードでも急激にパワーが増幅することはありません。ただ、あえて言うなら、高回転での金属音を伴うシャープな伸び感はちょっとなくなりましたね。

 

ハンドリング★★★★

 もはや、ほとんどRRのクセが感じられなくなりましたね。超リニアです。コーナー手前であえて強めにアクセルを踏んでも、そのままキレイに加速してコーナーをクリアできます。ボディ剛性は高すぎて、もはやボディがしっかりしてるな、という感覚すら感じさせない、大地のような安心感です。

 

総合評価★★★★

 あいかわらずスポーツカーのベンチマークですね。加速、減速、コーナリング、すべてにおいて高いレベルで調和されており、インフォメーションも、操作に対するレスポンスも確実かつ自然です。かといって退屈な訳ではなく、低速で走っていても味があるところが流石。ただ、あえてマイナス面を上げるとすると、突出してるところが少なくなった事ですかね。個人的には、997の少しRRのクセのあるハンドリングや、高回転での金属サウンドが個性的で好きです。では、動画をどうぞ!

 


ホンダのマニュアルミッション付き原付、NS50F購入!(自己所有バイクシリーズ) 変速の楽しさを知った1台

2020-12-16 16:06:11 | ホンダ(バイク)

※記事は当時記載したものです

●購入動機:
 しばらくJOGでバイク生活を満喫していた私だったが、さすがにパワー不足はいなめず、段々物足りなさを感じていた矢先、某バイク雑誌の個人売買コーナーでNS50Fを見つけ、これだ!と衝動買いしてしまった。わずか7万円だったが、なけなしの現金を使い切ったその月は毎日カップメンだった・・・

●性能:
 初めての本格的なミッション付きバイク、NS50Fは、最高速●00kmとJOGと同じ排気量とは思えないスピードで私を感動させた。非力なパワーをミッションを駆使して走らせる快感は、無段変速のJOGとは一味違う喜びを感じさせ、同時にライディングスキルも大幅に向上した。バイクを色々いじり始めたのもこの頃で、ネイキッドだったフロントをカウルに戻したり、色を2回も塗り替えたり、エアクリーナーを付け替えたりもした。そのせいで、雨が降るとエンジンがかからなくなったりしたけど。

 

 


シトロエンC5エアクロスに試乗!(動画あり) 現代版の魔法の絨毯は、ハイドロに負けないくらい快適だった!

2020-12-11 17:00:11 | シトロエン/DS

シトロエンC5エアクロスに試乗しました!

C5エアクロスといえば、PHCという特殊なサスペンション構造で、ハイドロの再来かと噂されるモデル。サスのストッパーのところにセカンダリーダンパーを備えているそうです。乗り心地命のシトロエンの最新技術は、果たしてどのようなものでしょうか?早速試乗インプレです!

居住性★★★★★

 いや、噂に違わず、乗り心地いいですね!

ハイドロのように常に揺れている訳ではなく、普段はバネサスらしく安定していますが、大きな入力があると実にしなやかにいなしてくれます。特に路面の大きなウネリをなかったかのようにクリアしてくれるところは、元ハイドロ乗りならニンマリするところではないでしょうか。しかも低速のコツコツしたような短い周期の凹凸もいなしてくれるのは嬉しいニュースです。

 居住空間も十分に広く、後部座席も3人乗れます。しかも座面が少し高くなっているので見晴らしもいいですね。シートもサイズがたっぷりしている上、柔らかめなのがフランス車っぽくて気持ちいいです。インパネの質感は普通ですが、デザインはいいですね。

 さらにメーターも液晶化されていて、通常のスピードメーターとは別に、上部でボビンメーターでも表示されているところがまたニクイです。

 先進技術もしっかり搭載されており、レーンキープやACCも搭載されています。

 

動力性能★★★

 1.2Lガソリン3気筒ターボエンジンは、イメージよりずっと快活に走ります。8ATがいい仕事をしていて、ショックもない上、実にスムーズなので上質感を感じます。

 

ハンドリング★★★

 4500mmのサイズから想像するよりも、ずっと軽快に走ります。ハンドルを切ると、オーバーシュート気味に即座にフロントが切り込み、わずかにロールを伴いながらリアは安定したまま曲がっている様は、C3と同じ味付けですね。

 

総合評価★★★★

 いやー、C5エアクロス、中々ユニークな車でした。やはり特筆すべきは乗り心地の良さですね。まあ、エアサス搭載車とそれほど変わらないと言ってしまうと元も子もありませんが、バネにしては非常に快適です。しかもエアサスほど常時揺れてるかんじがせず、いざと言う時にしなやかにこなしてくれるので、車酔いもしにくいかもしれません。もっともボディ剛性自体はそれほど強固な訳ではないので、オフロード系の大きな穴を乗り越えるようなシチュエーションではボディが衝撃を受け止めきれない印象はあります。シロトエンらしさ満載のこの車、人と違う車を求める方、ミドルクラスSUVでとにかく乗り心地を重視したい方、オススメです!

 では動画をお楽しみください。

 


ヤマハのスクーター、ジョグを購入!(自己所有バイクシリーズ) 人生初バイク!バイクの楽しみを教えてくれた一台

2020-12-09 07:06:11 | ヤマハ

※記事は当時記載したものです

購入動機:
 私が生まれて初めて所有したバイク。当時、私は深夜のガードマン(道路工事現場の交通誘導員)のバイトをしていた。このバイトは工事が早く終了すればそこで解散となったが、なにせ深夜なので電車がなく、せっかく早く終わってもコンビニやファミレスで始発を待たねばならなかった。この現状を打開すべく、わざわざ原付免許だけ取得しにいったのがきっかけである。

 晴れて免許を取得した私は、中古バイク情報誌を立ち読みしまくり、ようやく近所でみつけたのがYAMAHA JOG(2万円)だった。

 たかが2万円のボロスクーターだったが、初めてバイクで公道を走った感動は、その後のどんなバイクを手にした時よりすばらしいものであった。あたかも自分の足で走っているような一体感!体全体で風を感じる爽快感!さらに、今までは点と点でしかなかった駅ごとの景色が、道路をそのまま移動することにより空間的な広がりになった時、自分の意志により移動できるバイクに「自由」を強く感じた。この自由こそが、私がバイクに魅せられた一番の理由である。このMy First Bikeは、コンビニから通学、バイトにと大活躍した思い出深い一台である。

●性能:
 所詮、原付。リミッターが付いていたわけでもないのに、最高速は60kmしかでなかった。しかも、最高速で巡航すると、エンジンの調子が悪くなってしまうので40kmくらいでしか巡航できなかった・・・(ベンツに第二京浜であおられた時は恐かった)。

 そういえば、バイクで初ゴケしたのもこのバイクだった。私はバイクや車を乗り換えると、性能テストのために近場の埠頭で減速テストや旋回性能テストをしていたが、そこで8の字旋回をしていた時だった。もう少し傾けられるかな?と思った瞬間、私は地面に頭からスライディングしていた。多分、20kmくらいしか出ていなかったはずだが、ああなると人間、どうすることもできないことを知った。体は全く動かないまま、ヘルメットがガリガリとアスファルトに削られていく。ボロボロになったヘルメットを見ながら、これが人間の頭だったらと思うと、背筋が寒くなる思いだった。でも、凝りずにその後も走りまわっていたが。

 

 


ジープ ラングラー スポーツ (JK型) アンリミテッドのディーゼルに試乗! この無敵感がいい!

2020-12-04 16:04:07 | Jeep/クライスラー

ジープ ラングラー アンリミテッド(4ドア) スポーツ JK型のATモデルに試乗しました!

 先日のリミテッドJLモデルに続き、今回はアンリミテッドのJK型に試乗できました。日本では圧倒的にこの4ドアモデルが多いですね。果たしてどんな違いがあるのか?早速、試乗インプレです!

 

居住性★★★

 JL型から乗り換えて驚くのが、窓が狭い!と感じる事。ガラスの下面が、より高い位置にあります。さらに傾斜を90度により近いので、よりトーチカにこもってる感覚があります。内装のインパネは、まあ一昔前のデザインと質感ですが、悪くはありません。

 空間自体は充分な広さですね。四人乗っても余裕、さらに荷物も結構積めます。後部座席の床面は高めですが、その分見晴らしはいいですね。

 乗り心地も、路面の凹凸を隠さずダイレクトに伝えてくるタイプですが、硬すぎて嫌になる、というかんじではありませんでした。外観から想像するとおり、トラックっぽい乗り心地といいましょうか。でもタイヤのハイトが高いせいか、サスのストロークがあるおかげか、ガチガチのスポーツカーよりは全然快適で許容範囲です。

 ボディがスクエアかつ座面がかなり高いので、見晴らしと見切りはいいですね。街乗りの取り回しも、まあまあ悪くないです。ただ、最小回転半径は大きいですね。

 

動力性能★★★

4気筒ディーゼルエンジンは、さすがに一昔前のエンジン、というかんじですね。音もガラガラとディーゼルっぽいですし、アイドリングでは振動もあります。5ATも、よっこらしょというかんじで変速しますし、アクセルレスポンスも伝言ゲームみたいです。ここはJL型との差が大きいところですね。

 

ハンドリング★★★

 センター付近の遊びは大きく、ゆるゆるです。切り増していくと ようやく反応を見せますが、4ドアモデルは2ドアのようなデリケートな反応はなく、普通に曲がっていきます。落ち着いてますね。あと、意外に高速コーナーでもロールを感じないんですよね。車体の重い部分が路面に引っ付いてるような感覚です。これは、フレーム構造の車体のせいなのか、サス形式の影響か、トップが幌でボディ上部が軽いからかもしれません。

 

総合評価★★★★★

 技術的に車として評価していくと点は厳しくなりがちですが、もうこの存在だけで間違いなく5つ星ですね。そもそも評価にはオフロード走破性はないので、視点も違いますが。

 おそらく日本のほとんどのオーナーはオフロードをほとんど走ることはないと思いますので、オンロードでの快適性はある程度重要だと思います。そういう意味では、昨今のSUVと比べると快適性では我慢を強いられる部分はありますね。

 ただ、ジープを買う人は、このオフロードにおける世界屈指の実力と変わらない無骨な見た目に惹かれて購入するのでしょうから、多少の不便も、本格派オフローダーならではと割り切れるのではないでしょうか。まあ後部座席の長時間乗車はキツいかもしれませんが。

 リミテッドとの差は少なくないですね。リミテッドがオフロードを自在に駆け回る俊敏な戦闘機だとするなら、アンリミテッドは無敵のバスというかんじ。意のままに操るような楽しさはありませんが、どこでも人も荷物を運べるぜ!というかんじの、オフロードのバスのような運転感覚です。

 いずれにしても、Gクラスやジムニーと並ぶ、自動車世界遺産とも言えるユニークな1台ですね。

 では、動画をどうぞ!