アルピーヌ A110リネージュに試乗しました!
アルピーヌA110といえば、ラリーで名を馳せた伝説のマシンを現代に復活させたルノーのライトウエイトスポーツです。
巷の評判では、とにかく絶賛されるこの1台。ようやく試乗の機会に恵まれましたので、早速インプレです!
なお、モデルはより快適装備のついたリネージュです。
●居住性★★★★
ノーマルモードではエンジン音も控えめで、変速も高いギアを選んでスルスルと加速していくので、街乗りも高速も快適です。デートに使っても、助手席から不満が出ることはないでしょう。
スポーツモードにすると勇ましいエキゾーストと鋭いレスポンスになりますが、扱いにくいという感じはありません。
乗り心地は柔らかくはないが衝撃の角が丸められているので不快な振動はなく、ボディのしっかり感を感じます。
後方視界は良くないですね。
●動力性能★★★★
踏み込むと、ちょっと驚くくらいの加速を見せます!
250馬力という感じではなく、イメージ的には500馬力クラスのスーパーカーのような加速です!ほんと、軽いって正義ですね!
昨今、パワーアップバージョンが発表されましたが、必要を感じないっていうか、これでも街中では踏み切れないくらいです。
スポーツカーとして文句のないパワー&トルクです。
ただ、吹け上がりは一気呵成なのですが、比較的フラットで、高回転でのドラマはありません。サウンドも勇ましいのですが、官能的ではないのがちょっと残念です。
●ハンドリング★★★★
第一印象は、軽い という感じではなく、車の重さを感じさせない という感じ。
つまり、パワステや足回りの演出による軽快感ではなく、本当に軽いのでそんなことをする必要がない、という感じ。調味料で味付けせず、素材の良さをそのまま引き出しており、見事な出来栄えです。高速コーナーでも不安感もなく、路面にへばりつくイメージです。まあ調子にのるとリアがスライドしそうですが、その時のコントロールも難しくなさそうです。
●総合評価★★★★★
ほぼ満点といえるすばらしいライトウエイトスポーツカーです。アルファロメオの4C程は激しすぎず、ロータス エキシージ程レーシングマシンではない。ワインディングまでのドライブも十分快適にこなせる日常性が嬉しいですね。でも、本気で走れば、上記2台に負けないスポーツドライブが堪能できる万能な車です。ボクスターよりは、明かに軽さを感じるので4Cやエキシージ寄りですね。これでエンジンに官能性が備われば、無敵の1台になると思います。
では、動画をどうぞ!