THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

トヨタ カローラクロスのガソリンモデルに試乗!(動画あり) 価格を考えればお買い得だが・・

2022-01-28 17:00:00 | トヨタ Toyota

トヨタ カローラクロスに試乗しました!

カローラクロスはその名の通りカローラとシャシーを共にするミドルクラスSUVで、CHーRより大きく、RAV4より少し小さい、というサイズ。それでいて200万円台という価格が大きな魅力。果たしてどんな車なのでしょうか?早速、試乗インプレです!

 

●居住性★★★★

 まず居住空間はさすがに広いですね!特にリアはCHーRとは比べ物になりません。

 インパネの質感とデザインは、まあ普通。ダッシュボードはソフトパッドが使用されていますし、エアコン周りの質感もチープではありません。が、あまり特徴もありません。

 乗り心地は結構いいですね。特に首都高の段差や凹凸面では、綺麗に衝撃を吸収してくれます。静粛性も上々です。

 

●動力性能★★★

 今時珍しい1.8L 直4NAエンジンは、可もなく不可もなくというところ。やはりターボのトルク感が恋しくなります。空ぶかし時のサウンドと吹け上がりは望外にスポーティですが、走行時は雑みはありませんが、取り立ててスポーティという感じでもありません。

 

●ハンドリング★★★

 リニアで安定性重視のハンドリングですね。高速コーナーでも不安感はありませんし、街中でも痛痒はありません。

 

●総合評価★★★

 うーん、正直車好きとしては、特に心に残るところが無かったというのが事実です。価格が安いので、費用対効果は非常に高いのは間違いないのですが、悪く言えば昔の80点主義の頃のトヨタの雰囲気を感じます。

 サイズも思ったより大きく感じます。まあグローバルモデルなので主戦場はアジアなのかもしれませんね。

 では、動画をどうぞ!


新型 ダイハツ アトレー 試乗レビュー!(動画あり) 軽自動車最大級の広さで車中泊に最高だが、欠点も・・

2022-01-21 17:00:00 | ダイハツ Daihatsu

ダイハツ アトレーに試乗しました!

2021年12月に17年ぶりにフルモデルチェンジしたアトレーに試乗しました!なんと4ナンバーの商用車化という大胆なチェンジ。第3の居場所を標榜するこの車、果たしてどんな車なのでしょうか?早速、試乗インプレッションです!

 

●居住性★★★★

 広い!とにかく広いですね!

キャブオーバータイプなので前席が限界まで前方に配置されているので居住スペースはかなりの広さ。しかも後席が下にダイブするので、リアは完全フラットな空間が生まれます。サイドに出っ張りもなく、ほぼ真四角なスペースです。リアの間口も広いですし、横幅もかなり広いです。

窓面も広く、車中泊やキャンプも快適そう。

 インテリアの質感も最近の軽らしく、それほどチープではありません。デザインもシンプルで使いやすいですね。パーキングブレーキが足踏み式なのは、ちょっと残念です。

 リアシートはかなり薄いので、乗り心地は正直良くなさそう。フロントの乗り心地は許容範囲、というか衝撃自体は来るのですが、角が丸められています。これだけ広い空間の割にはボディ剛性は悪くないです。

 走り出してからの静粛性は、まずまず。エンジン音はアクセルを吹かせば金属系の音が入ってきます。個人的にはジェット機のようで嫌いではないのですが、普通の人はうるさいと感じるかも。現代の基準では静かな車とは言えませんが、一昔前の商用車よりは全然快適です。

 視界も見晴らしもいいので、運転はしやすいです。ただ、キャブオーバー特有の、ドライビング感覚は慣れが必要です。

 両側スライドドアが自動なのは便利ですね!さらにACCやレーンキープアシスト等の最新装備が付いているのは素晴らしいです。

 

●動力性能★★★

 低速トルクはあまりありませんが、エンジンの吹け上がりが速いのと、CVTがトルクのいいところを掴んでくれるので、街中では不満ありません。むしろ、パーシャルスロットくらいでスーッと加速してくれるので、走りはちょっと楽しいです。ただ、ターボというイメージから想像されるようなスポーティさはないです。また、高速道路では流石にアクセルを踏む時間が長くなります。

 

●ハンドリング★★★

 ちょっとスローなレスポンスはキャラに合っていると思いますし、安全面でも正しい設定だと思います。ただ、高速道路は正直ちょっと怖いですね。特に風の強い日は、影響をもろに受けてハンドルが取られます。重心が高い感じはあまりしないのですが、風は怖いですし、空気抵抗も感じます。

 

●総合評価★★★

 総じてかなりいい車ですね、アトレー!

広さは軽自動車最大級だと思いますし、走りも悪くありません。先進装備も素晴らしいです。ただ、唯一難点が高速道路がちょっと怖いこと。まあキャブオーバー軽自動車の宿命かもしれませんが、車中泊で高速を利用する人が多いことを想定すると、ちょっと残念な部分ですね。高速を多用しない方には★★★★です。

 では、動画をどうぞ!


三菱本社で新型アウトランダーPHEV、エクリプスクロスPHEV、ミラージュ、ekクロスを見てきた!

2022-01-18 17:00:00 | 三菱 Mitsubishi

三菱本社で新型アウトランダーPHEV、エクリプスクロスPHEV、ミラージュ、ekクロスを見てきました!

アウトランダーはかなり上質感がありますね!デザインもかっこいいです。これは試乗してみたい。。


スズキ アルトに試乗!(動画あり) 軽自動車じゃない!?欧州仕様はシンプルだけど爽やかな車だった!

2022-01-14 17:00:00 | スズキ Suzuki

スズキ アルト 欧州仕様に試乗しました!

2013年モデルで、インドのスズキで製造される欧州向けコンパクトカーです。サイズは軽自動車より一回り大きく、エンジンも1L3気筒NAエンジンを搭載。果たしてどんな乗り味でしょうか、早速試乗インプレッションです!

 

●居住性★★★

 居住空間は、前席は問題ありませんね。軽自動車より横幅があるので、普通のコンパクトカーと変わりません。後席は膝前拳1つくらいと狭めですが、前席より座面が高いので見晴らしがいいですし、頭上の高さもそれなりにありますので、閉塞感は少ないです。ただ、トランクスペースは129Lと小さく開口部も狭いので、ボストンバック1つくらいしか入りません。

 インパネのデザイン・質感ともに一昔前の軽自動車のようなプラスチック感です。サイドウインドウも手動調整、ライトもエアコンもオートではありません。

 静粛性は、車外の音はあまり入ってきませんが、エンジン音は結構入ってきますね。でも音質は悪くないので、個人的には気にならなかったですね。

 

●動力性能★★★

 最近のターボとは違いググッとくるトルクがあるわけではありませんが、低速トルクは悪くありませんし、望外にスムーズに高回転まで回ってくれます!5MTを駆使すれば、街中はもちろん、高速やワインディングでも他車に遅れをとることはないですね。

 

●ハンドリング★★★

 これが思ったより楽しいんです!パワーはあまりなくても、約900kgという車体の軽さが効いてますね!走りが軽快です。ロールも思ったより少なく、基本アンダーですが限界も低くないので、気持ちより街中のコーナーやワインディングを楽しめます。

 

●総合評価★★★

 いやー、スズキやりますね!8年落ちだし、内外装もそれなりに傷が入ってるので、ちゃんと走るか不安でしたが、予想以上に軽快な走りがツボでした。660ccのNAエンジンだと辛いですが、1Lもあればどこでも走れますね。やはり車に軽さは大事ですね。

 では、動画をどうぞ!


トヨタ GR スープラ RZに試乗!(動画あり) 直6エンジン最高!! 貴重な日本車の本格的スポーツカー!

2022-01-07 17:00:00 | トヨタ Toyota

トヨタ GRスープラ RZ 2020年式 に試乗しました!

3L 直6エンジンを搭載したモデルです!

以前から気になっていたこの車、BMWのZ4には結構前に試乗したのですが、GRスープラは中々その機会に恵まれませんでした。兄弟車のこの2台、果たしてどんな違いがあるのでしょうか?久々に復活したスープラの実力は?早速、試乗レビューです!

 

●居住性★★★★

 さすが最新のスポーツカー、ボディ剛性が高いですね!80スープラの頃には無かった身が詰まったような凝縮感、塊感があります。足回りは少し硬めなのですが、ボディがしっかりしているので気になりません。特にノーマルモードなら全然街乗りも許容範囲です。

 インパネのデザインと質感もいいですね。モニターは最近の基準で考えると少し小さめではありますが、機能的には不満はありません。

 シートは結構タイトで、脇腹をしっかりサポートしてくれます。

 静粛性も意外に高く、気持ちいいエンジン音以外の騒音は望外にカットしてくれます。

 

●動力性能★★★★★

 さすがBMW製の3L直6ターボエンジン、気持ちいい!低速から不満のないトルクを発生し、そこからスムーズに高回転まで伸びていくのが実に楽しいですね。

体感上はスペック以上のパワーを感じます。単に吹け上がりがスムーズなだけでなく、少しドラマティックに吹き抜けるようにセッティングされているからだと思います。

 欲を言えば、高回転でもうひと伸びすると最高ですね。

 

●ハンドリング★★★★

 僅かなハンドル操作でも機敏にノーズが反応します。直6とは思えないほど回頭性がいいですね。全長・ホイールベースの短さが効いてます。スポーツモードでは少し足回りがハードめになりますが、高いボディ剛性のおかげで路面追従性は高いです。また首都高の段差で横飛びするようなシーンでも、車体の動きが予想できるので怖くないですね。

 

●総合評価★★★★★

 スープラ・イズ・バック!!というか、80の頃よりも遥かに筋肉質で本物のスポーツカーとして帰ってきましたね。エンジンもボディも足回りも、鍛え抜かれたアスリートのようで、ドライバーの操作に応えてくれます。Z4もシャープな走りでしたが、スープラの方がよりキビキビしていてスポーティです。体育会系とエンジョイ系くらいの差はあります。車体のしっかり感は2000万円オーバークラスのスーパーカーと遜色ない仕上がりです。最近試乗した車の中でもトップクラスに楽しい1台でした。

 では、エンジンルームとマフラー付近にマイクを設置して録音した直6サウンドを動画でお楽しみ下さい!