メルセデスベンツの新型Gクラスに試乗しました!
Gクラスといえば、元々軍用車から始まり、何十年にも渡りほぼモデルチェンジしてこなかった人気車。質実剛健なスクエアなフォルムと卓越した悪路走破性でセレブ御用達の鉄板モテ車ですが、ついに2018年にフルモデルチェンジしました。
外観からはほとんで新旧の見分けがつかないこの車、中身はどうでしょうか?
早速インプレです!
●居住性★★★★★
まず驚くのが内装の豪華さ!
先代の最終モデルもかなりメルセデスベンツらしい立派なインテリアでしたが、新型はさらに高級感がアップしました。質感が高いです。横長のメーターと一体化したナビモニターや、ジェット機のエンジンのようなエアコン吹き出しといった最新のメルセデスベンツの文法にそったものです。革もふんだんに使われています。
空間としては、以前から十分な広さでしたが、今回はさらに後部座席の足元に余裕が増えました。
乗り心地もさらによくなり、先代よりもスムーズであたりが優しくなりました。
●動力性能★★★★
V8ターボなので、低速から重い車重を感じさせないくらいグイグイ加速します。フィールも滑らかですね。高回転もかなり回ります。
ただ、あいかわらずパワフルではありますが、官能的とまではいきません。
●ハンドリング★★★
インテリア以外ではここが1番変わったところですね!
先代は独特で、交差点等では直進への自動的な戻りが遅く、慣れないとびっくりします。
新型はここが改善され、普通の車になりましたね!
あとは、高速コーナリングでの安定感とフィーリングも改善されました。
●総合評価★★★★★
あいかわらず唯一無二の存在ですね!
ほぼ外観を買えなかったのは英断かつ大正解だと思います。
ドアのヒンジが外側についてるところや、ドアを閉めた時の金属音等、Gクラスに求めるガッチリ感も継承されています。
高級SUVといえばレンジローバーが双璧ですが、あちらの方が乗り心地はよく、英国らしいインテリアの高級感があります。
ただ、Gクラスにはザ・古き良きメルセデスの剛性感と、威風堂々としていながらどことなくクラシックかつかわいくて憎めない、という稀有なポジションを維持していますので、新型も引き続き鉄板のモテ車だと思います。