THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

メルセデスベンツ CLA180シューティングブレーク(動画あり) 最もカッコイイAシリーズ!

2016-12-30 22:07:07 | メルセデスベンツ Mercedes Benz

いや~、なんでしょうかこのカッコよさ!最近のメルセデスのデザインはすごいですね。もう、全然300万円台の車に見えません。

むしろ、日本の交通事情にマッチしたサイズ感から、積極的に選択してもよい車だと思います。では早速インプレです。

 

●居住性 ★★★★

 セダンに比べて、後部座席の頭上高に明らかに余裕があるので、大人4人が快適に過ごせます。トランクスペースは、ワゴンにしては広いとは言い難いですが、23泊の旅行なら問題ないでしょう。静粛性や乗り心地はセダンとほぼ同じです。

 

●動力性能 ★★★

 ほぼセダンと同じです。

 

●ハンドリング ★★★

 なかなかスポーティで、セダンより多少落ち着いたかんじですが、総じて気持ちよく走れる素直なセッティングです。

 

●総合評価 ★★★★

 いや、非常にいい車です!Aシリーズの中では、GLAと並んで一番お勧めですね!

この素晴らしいエクステリアが300万円台で、しかもメルセデスブランドで手に入る!実用性も不満なし。

もちろん現行のCクラスと比べれば、乗り心地や広さ、静粛性のどれも叶いませんが、旧Cクラスと比較すれば、あまり遜色ないレベルに仕上がっています。

 では、動画をどうぞ!

新型メルセデス (カートップムック)
交通タイムス社
交通タイムス社

メルセデスベンツ CLA180に試乗!(動画あり) 価格から想像できない素晴らしいデザイン!

2016-12-27 22:02:30 | メルセデスベンツ Mercedes Benz

Aシリーズの試乗、次はクーペっぽいデザインが特徴的な4ドアセダンのCLAです。

いや、なんといっても、このデザインが非常にカッコいいですよね!とても300万円台で買えるメルセデスとは思えません。このデザインだけでも買う価値があると思います。それでは、早速インプレです。

 

●居住性 ★★★

 前席は快適で問題ないのですが、後席は予想以上に狭いですね!Aクラスよりはましですが、ひざ前も頭上も結構余裕ないです。

 乗り心地は、Aクラス以上ですが、Bクラスまではいきません。ですが、決して悪くなく、エントリモデルとしては十分以上の快適さです。

 

●動力性能 ★★★

 他のAシリーズと同じです。でもこのスタイリッシュはエクステリアだと、もっとパワーが欲しくなりますね。

 

●ハンドリング ★★★

 特段シャープではありませんが、リニアで心地いいハンドリングです。Aクラスよりは多少落ち着いた感じになりますが、そこそこスポーティです。

 

●総合評価 ★★★★

 結論から言うと、このエクステリアを気に入ったら買いの1台だと思います。メルセデスに期待するような剛性感や、外観から想像されるほどよいスポーティさは兼ね揃えています。ただ、個人的には、カッコよさに引かれるなら、より実用性の高いシューティングブレークに軍配を上げます。

 では、動画をどうぞ!

新型メルセデス (カートップムック)
交通タイムス社
交通タイムス社

メルセデスベンツ B180に試乗!(動画あり) Aクラスとは全く違う乗り心地!

2016-12-23 21:57:42 | メルセデスベンツ Mercedes Benz

 簡単に言うと、Aクラスのリア拡大版ですね。まあAクラスが残念な出来だったので、Bクラスはもっと酷いかも。。と思っていましたが、これが望外の出来の良さでした!

 

 

●居住性 ★★★★

 後部座席は明らかにAクラスより広く、大人4名が難なく乗れるようになりますね。

ただ座面が前席より低めなのが見晴しの面で残念。ここはGLAの方が優秀です。

 静粛性はAクラスと同じ。

 驚くのがその乗り心地!私が試乗したのは後期バージョンらしいのですが、なんともクリーミーでなめらかな乗り心地!路面のうねりに添うように、実にきもちよくダンピングします。これは最新のBMWやジャガーで感じたフィーリングですね。Aシリーズで一番いいと思います。Aクラスとは比べ物になりません。

 

●動力性能 ★★★

 Aクラスと同じ、充分だけど少し物足りないかんじです。

 

●ハンドリング ★★★

 トールタイプですが、軽いロールと共に、ちゃんとリニアに曲がっていってくれます。もちろんBMW2シリーズ程はスポーティではありませんが、素直で気持ちいいセッティングですね。

ちなみにSportsタイプにも試乗して比べてみました。確かに少しシャープになりロールが抑えられますが、乗り心地の気持ちよさはスポイルされるので、私ならノーマルを選びます。

 

●総合評価 ★★★

 いや、いい車ですねBクラス!ちょっと見た目がカッコいいとは言い難いのが難点ですが、この乗り心地は非常に快適です。もちろんどのモデルもボディ剛性が高いので、しっかりしたいいものに乗っているかんじが気持ちいいですね。おすすめです!

 では、動画をどうぞ!

メルセデス・ベンツBクラスのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報/インポート 17)
三栄書房
三栄書房

メルセデスベンツ A180に試乗!(動画あり) エントリーベンツは熟成不足?

2016-12-20 21:20:06 | メルセデスベンツ Mercedes Benz

メルセデス・ベンツのエントリ層を支えるAクラスシリーズ(ACLACLAシューティングブレーク、GLAB)にすべて試乗してきました!GLAは既にレポート済ですが、今回はそのAクラスの中で基本となるハッチバックモデルのA180についてインプレです!

 

●居住性 ★★★

 内装のデザインと質感は中々ですね!VWよりもいい車に乗ってるかんじがします。よく見ると素材自体はそれほど上質ではないのですが、見せ方がうまいですね。

 静粛性は、このシリーズすべてに言えることですが、現行Cクラスより明確に劣ります。まあそうはいっても、現行Cクラスの静粛性が非常に高いので、そこそこ静かな部類に入ると思います。

 空間自体は、まあ前席は問題ありませんが、後席は狭めですね。

 一番の課題は乗り心地です。何故か、他のシリーズと比べてこのA180だけが堅い!スポーティといえば聞こえは良いですが、明らかに熟成不足を感じます。

 

●動力性能 ★★★

 このシリーズの180系すべてに言えますが、実用的には十分、ただしスポーティに走るには物足りないですね。エンジン自体は高回転まで回るのですが、音といいフィーリングといい、あまり楽しくはありません。

 

●ハンドリング ★★★

 スポーティさを意識したセッティングなので、応答性は悪くないですね。ただ、楽しいというレベルまでは至っていません。

 

●総合評価 ★★★

 先代のコロコロした外観から一転、車高低めのスポーティなイメージに変わりましたね。高年齢化するメルセデス購買層を、若者に訴求するという重要なミッションを背負ったこのモデル、その気合と気持ちは伝わってきます。ただ、残念ながら煮詰め不足で、底の浅さを感じてしまいます。もちろん、VWゴルフやアウディA1と比べてもブランド力は上で、価格なりの満足感も得られるでしょうが、車自体の完成度や上質感はアウディやVWが上ですね。

 では、動画をどうぞ!


ラディカルSR3に同乗試乗!(動画あり) これはミニ・グループCカーだ!!

2016-12-16 22:00:00 | ラディカル Radical

 最後は、プロがドライブする車への同乗走行が用意されています。通常はフォード・フォーカスなのですが、さすがにつまらないのでアップグレードしてラディカルにしました! 

ラディカルといえば、アリエルと並んでレーシングカーライクなビジュアルと速さで有名ですね!一時期、ニュルの市販車最速レコードも有してました。助手席ですが、早速インプレです!

 

●居住性 ★★

 この車も居住性を云々言う車ではないですね:) バスタブのように狭いコックピットに滑り込むと、6点式シートベルトにガッチリ固定されます。目の前の後継もレーシングカーそのもので、必要最低限のメーターやスイッチ類しかありません。乗り心地はもう、ダイレクト感満載です。

 

●動力性能 ★★★★★

 いや、速いですね。吹け上がり自体はリニアで、グングン加速するかんじです。パワーユニット自体にそれほど特別な印象はありませんが、兎に角 軽さを感じます。

 

●ハンドリング ★★★★★

 これはもうレーシングカーですね。とにかく限界が高くて、路面を削るように走ります。地面の上を水平移動するかんじで、フェラーリやランボルギーニですら止まっているように見えます。

 

●総合評価 ★★★★★

 一言でいうと、ミニグループCマシンですね。スーパー7やアリエル・アトムとも違う、遊びやドライバーフレンドリーさを排した、ストイックさを感じます。ぜひ次回は自分で運転してみたいですね。

 では、動画をどうぞ!


アリエル・アトム300に試乗!(動画あり) 車重600kgにホンダVTEC+スーパーチャージャーの本気マシン!

2016-12-13 22:00:00 | アリエル Ariel

フェラーリ458の次は、いよいよアリエル・アトム300です。

最新技術満載の458に比べ、こっちは電子制御いっさいなしで物理特性で勝負する対極的なスポーツカーですね:) 早速インプレです!

 

●居住性 ★★

 見ての通り、鋼管フレームで組み合わされ、サイドパネルもないスカスカな状態なので、居住性を云々言う車ではないのは明白です:) 内装の質感は、予想以上に手作り感が満載で、メーターやスイッチ類も色んなところからかき集めてきたようなかんじ。ギアボックスも入りにくいです。

 ただし、乗り心地は悪くないですね。バネ上荷重が軽いので、サスの動きもいいのでしょう。

 

●動力性能 ★★★★★

 ホンダの2L VTECにスーパーチャージャーを搭載している訳ですから、遅いわけありません:) 車重わずか600kg台のボディに、300馬力ですから。

 ただ、その特性は意外にフラットでリニアです。スーパーチャージャーも強大なトルクを発生する訳でもなく、VTECも途中から一気呵成に吹け上がる訳でもありません。中低速はスーパーチャージャの力でグイグイ加速し、高回転はVTECのおかげでよく回るなーという印象ですね。電子制御は入っていませんが、手におえない感じではなく、大排気量エンジンのような味付けです。

 

●ハンドリング ★★★★

 ここは兎に角 車重の軽さが効いてるかんじですね!ブレーキングもコーナリングも、他のスーパーカーとも一線を画する限界の高さです。ただ、ここもピーキーな感じやオーバーシュートな感じもなく、ニュートラルな味付けなので、手を焼くことはありません。

 

●総合評価 ★★★★

 予想外に運転しやすい車でした。軽さやエンジンのパワフルさといった素材の良さを、そのまま素直に引き出してますね。スペックから想像すると、そうとう手におえないイメージですが、実際は結構フレンドリーです。もちろん、ラフなアクセル操作やハンドル操作をすればスピンするでしょうが、限界が高いので許容範囲も広いですね。逆に言うと、素材の良さを味わいながら純粋に速さを堪能したい方には向いていますが、もう少し安全なゾーンで気分を盛り上げたい方や官能性を求める方には、肩透かしかもしれませんね。

 残念ながら車載ムービーが取れてませんでしたので、コース外から撮影した動画をどうぞ!



フェラーリ458に試乗!(動画あり) これはXウイングファイターか!?

2016-12-09 22:00:00 | フェラーリ Ferrari

 まずはフェラーリ458から試乗開始!

このモデルは嘘のように速くて操作が簡単というのが巷の噂。エクステリアは顔つきがかなり釣り目でアグレッシブですね。リアフェンダーの膨らみが実に美しい!やはりスーパーカーはオーラが違いますね、乗る前からテンションが上がります。

では、早速インプレです!

 

●居住性 ★★★★

 コックピットに乗り込んでまず感じることが、座面が低い! これはスポーティですね。ただ、グラスエリアが広いのとフロントフェンダーが隆起しているおかげで、車体感覚はつかみやすいです。

 内装は革とカーボンで覆われ、高級感があります。そして、バックミラー越しに見えるV8エンジン!気分は高まります。

 エンジンサウンドはもちろん迫力があるのですが、どちらかというと音量が低めに抑えられています。街乗りは全然苦にならないと思いますが、逆に刺激に欠けますね。マフラーは交換したくなります。

 イタリアンスーパーカーの特徴で、乗り心地は非常にいいですね。あたりが柔らかいのに、しっかりしてます。このあたりは経験の差を感じさせます。

 

●動力性能 ★★★★★

 やはりフェラーリは何と言ってもエンジンが素晴らしいですね!

 低速から十分なトルクを発生しつつも、レーシーなサウンドと共に、ドラマティックに高回転まで吹け上がります!

 570馬力ですから、不満はあるはずもないですね。ただ、ボディ剛性が非常に高いのと、電子制御が見事なので、手におえないかんじはありません。体感的には500馬力のガヤルドと同じくらいです。同じくらいのパワーを持つムルシエラゴの方が迫力を感じました(まあ排気量が違いますが)。

 

●ハンドリング ★★★★★

 ここも素晴らしいですね! もう思った通りに自由自在に動かせるかんじです。ノーズが軽いので少しの動作にも機敏に反応しますし、コーナリングスピードも驚くほど高いです。

 足回りも、そこそこ荒れている路面の上でも綺麗にいなしてくれます。路面のギャップなどないかのようにフラットな姿勢で走ります。

 ドライバーの思い通りという意味ではポルシェGT3と同じですが、こちらの方が圧倒的に軽快さを感じますので、フィーリングは大きく異なります。

 

●総合評価 ★★★★★

 某評論家が宇宙戦艦“と評するのも分かりますね。この車、とにかくドライバーの思い通りに走ります。しかも、それはドライバーの操作に忠実に走るというより、ドライバーがこう走りたいという意思を汲み取って、ドライバーの技量を電子制御でカバーしつつ実現する、という高度なものです。インプレッサやアウディRSがどんな環境でも速く走れる全天候型戦闘機なら、458Xウイングファイターですね。空気の存在すら感じさせない、万能な未来の乗り物、というかんじです。後輪駆動とは思えないスタビリティです。

 ただ、同時にそれは物足りなさにもつながります。インストラクターが、“この車はプレイステーションみたいだ”と言っていたように、ドライバーの予想を裏切る反応が少ないんですね。なので、めちゃめちゃ速く走れますが、レベルが高すぎるが故、348の頃のようなもっと低速でもドライバーが仕事をしている感には欠けるような気がします。

 いずれにしても手が届きませんが、すごい車でした。

 

では、動画をどうぞ!

フェラーリ488&458シリーズ全記録 GENROQ特別編集
三栄書房
三栄書房
オートカージャパン別冊フェラーリ458イタリアブック [雑誌]
ネコ・パブリッシング
ネコ・パブリッシング



イギリスでフェラーリ458やアリエル・アトムに試乗!6th Gear Experience!

2016-12-06 22:00:00 | フェラーリ Ferrari

イギリスでフェラーリ458とアリエル・アトムに試乗してきました! 

イギリスは実は車好きが多い国で、スーパーカーの試乗イベントも頻繁に開催されています。

ただ、チケット制で、購入してから数か月以降の予定に予約できるというものが多いので、なかなか旅行の予定が立てにくいという難点で、中々利用できずに悩んでいたところ、こちらのTrackDaysというスーパーカー試乗のポータルサイトに日程別のイベント表があり、しかも数週間先の予定も表示されていました!ちょうど旅行しようと考えていた時期に、6th Gear Experienceというイベント会社が、Yokeというイギリス中部の湖水地方の近くで開催しているイベントを見つけたので、申込んでみました!

 

ちなみに試乗できる車種も豊富で、今回は

アリエル アトム300

フェラーリ 430,458

ランボルギーニ ガヤルド

アウディ R8

アストンマーティン DBSV8

ジャガー Fタイプ

 といったラインアップ。

 

アリエル アトムはご存じの方が少ないかもしれませんが、イギリスのバックヤードビルダーが作っているスポーツカーで、パイプフレームでまるでF1のような激しいルックスをしてます:)車重も軽い上、なんとホンダの2リッターVTECエンジンにスーパーチャージャーを搭載!これは乗らない訳にはいきません。

 もう1台は、フェラーリ458をチョイス! フェラーリは348、モデナ、テスタロッサには試乗したことがあるのですが、最近の新しいモデルには乗ったことがないので選択しました。

では、次回から早速、試乗インプレです!


ボクスホール インシグニアに試乗!(動画あり) イギリスの湖水地方のワインディングを楽しむ!

2016-12-02 22:00:00 | オペル / ボクスホール Opel/Vauxhall

 こちらもイギリスでレンタルした車です。 

ボクスホール(Vauxhall。ヴォグゾールとも言う)の名前を聞いたことがある人は少ないと思いますが、基本的に中身はオペルです。欧州向けにはボクスホールのブランドとバッチを付けて販売しているだけですね。オペル ベクトラの後継車種です。とはいえ、せっかくですからイギリスっぽい車に乗ってみたいということで選んでみました。

 

●居住性 ★★★

 世界的には中型車の位置づけですが、日本なら大型セダンクラスなので中は広いですね!前席も後席も余裕をもって座れますし、トランクも広いです。

 内装の質感はまあまあ及第点。静粛性は高いです。

 問題は乗り心地で、日本のセダンの基準からすると、明らかに堅めです。特に段差では衝撃を伝えてきますね。

 

●動力性能 ★★★

 スイートスポットが狭い印象です。極低速はトルク薄め、そこからは気持ちいい吹け上がりとトルク感が続きますが、頭打ちも早い印象です。

 

●ハンドリング ★★★★

 足回りを固めてあるおかげか、リニアリティはかなり高いですね!イギリスの湖水地方のワインディングを何の不満もなく駆け抜けることができます。インプット、アウトプット共に優秀ですね。

 

●総合評価 ★★★

 値段にもよりますが、総じて良くできた車だと思います。

 特に居住性とハンドリングはいいですね。車好きの多い英国民にウケがよさそうな車です。

 他方、硬すぎる足回りは、セダンに快適さを求める層には受け入れがたいと思いますので、そのあたりを考慮してレンタカーを選ぶといいかもしれません。

 では、動画をどうぞ!