ということで、先日試乗してきたポルシェの新型ボクスター2.7のインプレを書きます!
実は3年程前に一度ボクスターS に乗った事がありましたが、ティプトロだったせいか非常に重ったるく、ガッカリしたことがありました。雑誌等の試乗記によると、ボクスターはマニュアルの2.7Lに限る、という記事が多く、以前から気になっていました。で、先月ついに決心し、最寄のポルシェディーラーで試乗させてもらいました。もちろん6MTです。
●エクステリア ★★★ いきなりですが、新型ボクスターの一番、イマイチなところ。それはエクステリアです。ほとんどモデルチェンジ前と変わってません。ラインも大味で、アメリカ市場向け。サイズもデカイ。せめてあと一回りコンパクトなら一気に魅力が増すのですが。。。
●インテリア ★★★ こちらは旧型に比べ、大幅に質感アップ。デザインもスッキリ洗練されていますし質感も高いです。ただ、個性という点では?です。
●動力性能 ★★★★★ これが、ホントにすばらしい!! 2.7Lエンジンは低速からトルクフル。いかにもポルシェらしい、まるで機械式時計のような精密さを感じさせるフィールやサウンドとともに回転が上昇、しかもトップエンドではまるでアルファロメオのような官能的な咆哮が!! エンジンの官能度ではフェラーリ360、ランボルギーニカウンタックに続く、3本の指に入る屈指のでき、といっても過言ではありません。 もちろん、ブレーキは文句なしの強力さ。
●ハンドリング ★★★★★ 車重を感じさせない、どちらかというとライトウエイト風の軽快なフィーリング。ミッドシップらしい、クイックなハンドリングと安定したコーナリングが味わえます。
という訳で、間違いなく五つ星クラスの楽しいクルマでした。 ガッチリしたボディ、確かなクオリティ、オープンエア、そしてトルクフルかつパワフルで官能的なエンジン・・・かなり理想に近いクルマと言えます。・・・ただ、どうもボクスターというブランドが今一歩踏み出すには力不足なのです。これがコンセプトカーの時のようにライトウエイトスポーツであれば借金してでも手に入れるのですが、どうも現在のボクスターは911の格下というイメージが拭いきれません。特に私のように買うなら911、と思い続けている人間には、抵抗が大きくて・・・でも私の嗜好からすれば、911よりもボクスターがベストチョイスのような気もします。あぁ、悩ましい。。。
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