メルセデスベンツのミニバンモデル、V220dに試乗しました!
輸入車が攻勢を強めている日本市場において、唯一日本車が牙城を築いているのがワゴン市場。アルファードやエルグランドといったラグジーモデルが幅を利かせている中、プレミアムブランドのメルセデスがようやく切り込んできたのがこのV220dです。果たしてその実力は?早速インプレです。
●居住性★★★★
写真で見るとスマートに感じますが、実物はかなりでかい!!特に全長が長いですね、これはもう日本でいうLクラスのワゴンです。着座位置が高く、ボクシーな形状のおかげで見通しや見切りはいいですね、運転しやすいです。室内スペースは実に広いですね。前後の余裕は言わずもがなですが、三列めシートもちゃんと真ん中も独立シートになっているのが嬉しいところ。静粛性も高く、エアコンをオフにすればディーゼルらしいサウンドは室内に少し入ってはきますが、振動はほぼ皆無ですね。乗り心地もショックの角が丸められていて快適です。
●動力性能★★★★
やはり重量級モデルにはディーゼルで決まりですね!これだけ立派な車体を難なくトルクで加速させます。低速から気持ちいいトルクですね。もちろん高回転は回りませんが、求める人もいないでしょう。
●ハンドリング★★★
まあ普通の真っ当で素直なハンドリングです。物理に逆らうでもなく、でもロールしすぎない不安のない足回りです。ただ、この図体でこの素直なハンドリングを実現しているのはすごいですね。これだけ全長が長いのに、ハンドルを切った時にボディの後部の遅れ感がなく、一体の塊としてスッと移動します。これは高速ではかなり安心感が高いと思います。
●総合評価★★★★
実に実直で正統派の高級ミニバンですね!しっかりしたボディはメルセデスならでは。内装の質感も、まあ高級かと言われると?ですが、決して悪くないレベルに達してます。正直、内装のラグジーさやおもてなしっぷりは国産車の方に軍配が上がりますが、高速をガンガン移動したい人にはこちらでしょう。以前、海外の深夜にタクシーとして乗ったことがありますが、通常1時間くらいかかるところをガンガン飛ばして30分くらいで着いたことがありました(汗)。その時も相当飛ばしてましたが、車体はしっかりしてましたね。高速コーナーもミシリとも言いません。
では、動画をどうぞ!
統括シリーズ Vol.972017-2018年 最新ミニバンのすべて (モーターファン別冊) | |
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