ハーレーダビッドソン アイアン883 2021年モデルに試乗しました!
883と言えば、空冷ハーレーのエントリーモデルとして有名ですね。以前にも一度試乗したことがありますが、1200に比べると振動もトルクも控えめで、ビギナー向けという印象でした。果たして最新モデルはどうでしょうか?
早速、試乗レビューです!
●居住性★★★★
まず76cmの足付きの良さが嬉しいですね!この前に試乗した刀に比べると雲泥の差です。ポジションは、足は前に投げ出すのに上半身は前屈という独特のスタイル。最初は「何じゃこれ?」と思いましたが、慣れると意外に楽で、街乗りからスポーティな走りまでこなしてくれます。
車重は250kgを超えるので引き回しはそれなりに重いですが、乗ってしまえば、あまり重さを感じません。
シートは見た目はフカフカっぽいですが、実際はしっかりと張りがあり、体がずれることもありません。
●動力性能★★★
空冷エヴォリューションエンジンは、最高出力は公表されていませんが、十分な速さ。低速からドドドというハーレー特有の鼓動を響かせながら、中速ではグイグイと車体を前に押し出します。吹け上がりもフラットで、そこそこ高回転もいけますね。以外だったのが、ギアを高めにして鼓動感を楽しもうとしたら、トルク感が弱まり、あまり楽しめませんでした。どちらかというと適正なギア比を普通に選んで走った方が、回転上昇にともなうドコドコ感を楽しめるタイプでした。この辺りはモトグッチV7とは異なりますね。
●ハンドリング★★★
ハーレーは曲がらないと聞いていましたので、そのつもりで挑むと、思ったよりは曲がるという印象です。もちろんヒラヒラとは曲がりませんが、ちゃんと体重移動してあげれば素直に曲がりますね。ただ、ステップ位置は低いので、すぐ擦りそうで気を使います。
●総合評価★★★★
いや、883楽しいですね!以前試乗した時は、素直だけどちょっと物足りない感じでしたが、いやいや街乗りからワインディングまで、十分以上のパワーです。ポジションもかっこいいし、意外に楽ですしね。もうちょっと高いギアでもドコドコと走れる方が好みではありますが。
では、動画をどうぞ!