ロータス エキシージSに試乗しました!
エキシージSはエリーゼとエヴォーラの中間に位置するモデルで、ロータスの中で最も走りに振ったハードコアなモデル。しかも今回はATモデルに試乗しました。果たしてロータスらしさはあるのでしょうか?早速試乗インプレです!
●居住性★★★
室内空間はタイトですね!戦闘機のように、走るのに必要なだけの最低限の空間があるという印象ですが、狭苦しくはありません。内装もキルティングの革張りがほどこされてあり、イギリスらしいお洒落を感じます。
足回りはハッキリと言って固めですが、ボディが堅牢なので変な揺れはありません。ロードノイズも風切り音も入ってきますが、それよりエンジン音の方が大きいので、スポーツカー好きにはそれほど気にならないかもしれません。
●動力性能★★★★★
速いです!3.5LのV6スーパーチャージャーエンジンは350馬力を発生するので、1200kgの車重には充分以上。エリーゼやエヴォーラよりもかなり速く感じます。エンジンレスポンスも良いですし、低速からリニアに吹け上がるので扱いやすいです。4CやA110の低排気量ターボエンジンは明確に二次曲線的にパワーが炸裂するのですが、こちらはスーパーチャージャーなので低速からググッと加速してくれます。
●ハンドリング★★★★★
レーシングマシンのように平行移動します!リアは安定しており、フロントがハンドルを切っただけクイクイと方向を変えるイメージです。コーナリング中も安定しており、クリップからの加速もトラクションがしっかりかかります。何より、ダイレクトなフィードバックがまるで手のひらと路面が繋がっているかのような感覚で、自由自在に車を操れる感覚です。さすがロータスですね。
●相互評価★★★★★
サーキットが大好きな方には最高の車ですね。人間と車の間に極力余計なものを入れないダイレクト感は、まるでレーシングカーです。今まで試乗した乗用車の中では、911GT3RSと並んでレーシングマシンに近い感覚です。エリーゼのようにヒラヒラという動きではありませんが、エヴォーラよりも確実に車体が小さく感じます。ライバルはボクスターSですかね。エンジンサウンドも金属的でボクスターS並みの快音です。こちらの方がよりタイトでダイレクト感がありますね。ATもトルコンなのにキレがあり、PDKのようなダイレクト感がありました。ノーマルモードではちょっと大人しめですが、スポーツモードでマニュアルシフトにするとキレキレになります。これならMTじゃなくても走りに集中できるので良いかもしれません。エキシージ、いい車です。では動画をお楽しみください!