勉強会では、経営苦難時代の苦悩と、それを脱却して得たものなどを聴く機会を得ます。 経営者の方々は真剣に経営されてきたので、その話から本当に多くの事を学びます。
その中でも、特に心に残った話を。
事業に行き詰まり、「もう死んでしまおう」 と決心した経営者。 墓参りして戻った所にFAXが届きました。
そのFAXで、「自分のことしか考えていなかった」 ことを痛感。 社員・お得意先・家族…など、自分を支えてくれている人々への感謝が無かったことに気付きました。
FAXの内容です。
『自戒』
つらい事が多いのは 感謝を知らないからだ
苦しい事が多いのは 自分に甘えがあるからだ
悲しい事が多いのは 自分の事しか分からないからだ
心配する事が多いのは 今を懸命に生きていないからだ
行きづまりが多いのは 自分が裸になれないからだ
このFAXに気付かされ、勇気づけられて、見事に再建を果たされたそうです。
「出会いを大切にし、出会いに感謝する」。 その経営者の方が言われた言葉です。 自分が裸になることで、人との様々な出会いを活かすことが出来ると話されました。 その言葉は、私の心に深く刻まれました。
苦難は幸福の門。