中央大学学芸会 学術講演会に行きました。
法学部教授で犯罪学博士の 藤本 哲也 氏による 『犯罪から子どもを守るために-安心・安全の町づくり』 という演題でお話しを伺いました。
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最近の子どもが被害者となった事例から、対策を犯罪環境犯罪学を基に色々な角度から伺いました。
小学校1年生を対象にした犯罪が多いですね。 それは何故でしょうか? 下校時がまちまちで、一人になりやすいこと。 精神が未熟で言うことを聞くこと。 そして、黄色い帽子やランドセルで識別できること。
犯行は、人の居ないところで起きます。 子どもの通学路・下校路は、人通りの多いところにする必要があるそうです。
藤本教授が、子どもを犯罪から守るために重視されているのが、演題でもある 『安心・安全の町づくり』 です。 その実現には、「町づくり」 「人づくり」 「ネットワークづくり」 の必要性を話されました。
① 町づくり : 環境設計による防犯都市を目指す。 町の事業者などで防犯対策を推進する → コンビニを溜まり場ではなく危機時の避難先にする etc.
② 人づくり : 地域防犯を担う人材の育成 → 団塊世代に防犯ボランティア登録してもらう etc.
③ ネットワークづくり : 行政諸機関の連携 民生委員などの諸機能を結びつけるネットワーク etc.
小さなことでも、確実に実施継続することの重要さです。 良く知られている話ですが、ニューヨーク市長の 『破れ窓理論』 による防犯は大きな成果を収めています。 地下鉄の落書きや無賃乗車など、軽犯罪を徹底的に取り締まることで重大犯罪は激減しました。 軽犯罪者は重要犯罪にも関与していたのです。 ゴミが落ちて無ければ、ゴミを捨てにくという事なのでしょう。
警察のOBに御願いしている 「スクールガード・リーダー」 は、2,400人に増えているそうです。 全国 27,000校の小学校を、2週間に一度巡回できる体制に近付いたそうです。 ここに、地域住民が協力すれば、より大きな防止力となります。
犯罪防止には、家庭が最も重要だということです。 それは、明日。
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