マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

アルバイト ①

2007年10月03日 | 子育て

我が家でも、子どもたちがアルバイトをしています。 その姿を見て、自分の学生時代を思い出しました。

色々なアルバイトをした中で、反省する出来事もあります。

新幹線橋梁の強度調査のバイトをしたときです。

調査内容は、新幹線が通過する際に橋梁の振動などを測定するものでした。 振動幅や振動の波形などです。

私の担当は振動幅計測。 ところが。 調査は遅々として進みません。 原因は、速度不足です。 列車に一定以上の速度が無いと、そのときのデータは使えないのです。

測定地点が駅に近い場合は、速度不足が続きます。 その上、たまに速度がOKでも振動幅が測定されていないのです。 機器の設置ミスをするバカ者が居たためです(私のことですが)

測定機器は、橋梁に接して設置しないといけません。 伸縮ハシゴで、かなり高い所まで登って設置するのですが、これが難しいのです。 その上、速度不足の度にリセットを繰り返します。

バイト以外の社員は、遠方から出張で来ています。 「どうせホテルで寝るだけやから、データが集まるまで続けようや」

いつまで経っても、終わりまへんがな。 デートがあるのに。

ここで。 とうとう私は決心しました。 それは、データの 『ねつ造』

やった!速度はOK! 波形もOK! 振動幅は?

「○○㎜!」 本当は測定ミスなのに、元気よく報告してました…

かれこれ、30年前のことです。 とっても反省してます。 学生ということで、甘えておりました。

それ以来、その地点を新幹線で通るたび 「俺が測定をごまかした所や」 と、ほろ苦く思い出します。 事故など起きてはいませんが。