アルバイト 昔話です。
昼間は喫茶店で夜はアルコール主体になるような、スナック喫茶とでも言うのでしょうか? そうした店で働いていました。
ある頃から、勤務は夜専門でした。 調理しながら目の前のカウンターに座ったお客さんとダベっていれば、深夜割増のバイト料。
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店の前は大学だったから、お客さんには女子大生が多かったのです。 とりわけ、夜のカウンターには。 当時、すっかり遊び人風になっていた私を、誰も学生だなんて考えもしなかったでしょう。
そうした女子大生からは、人気がありました。 「彼女、いるんでしょう?いないなら、立候補しようかな…」 なんて言われたよなぁ。
勤務は午前2時迄。 その上、同棲していましたから、デートに誘う時間も無く、ニコニコ生返事をしてましたけど。
そうするうちに、今日はバレンタイン・デー。
「よし、この袋なら良いかな」
何が良いかと言えば、贈られるであろうチョコレートを入れて帰るのに、です。 今までの感じから、これは沢山もらえるぞ、と。
で、結果は?
ゼロ。 全く無し。 と、いうか、そんな日には店に顔も出しませんがな。 デートだから。
甘い奴っちゃなぁ。
チヤホヤしてたのは、社交辞令。 暇つぶし。 どうせ座ってるなら、楽しい時間にしたいだけ。 いや、はっきり言えば私から つまみなりともサービスしてもらいたいだけ。
所詮、スナック喫茶のウェイター。 ここだけの偽装恋愛(ごっこ)。 勘違いも甚だしかった訳です。
と、いうことで、空のままの袋を持ち帰りました。
情けなくも、切ない思い出です。
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