夏目そうせき(漱石)の小説において、「坊っちゃん」が、
温泉がえりに、2皿食べたとされる、ゆざらし(湯晒)団子
それが、めいか(銘菓)として再現されたのが、
「坊っちゃん団子」です
小ぶりな ぎゅうひもち(求肥餅)を、抹茶あん・黄身あん・小豆あんでつつんで、
くしにさした
「坊っちゃん団子」は、
道後ハイカラ通りの「つぼや菓子舗」のが、有名ですが、
松山に来てみて、気がついたのは、けっこう・いろんなお店が
「坊っちゃん団子」を
売り出している
ということでした。
たとえば、えひめ(愛媛)ナンバーワンのめいか(銘菓)・
「一六タルト」を出す、
一六ほんぽ(本舗)も、
タルトとともに、「坊っちゃん団子」を かんばん(看板)商品
に
していて、
「マドンナ団子」との、セット買いを すいしょう(推奨)
しています
(上:坊っちゃん団子、下:マドンナ団子)
小説『坊っちゃん』の主人公「坊っちゃん」は、反近代の
江戸っ子だから、
かぶき(歌舞伎)みたいな、
しぶめのカラーリング。
それに対し 小説にとう(登)場する「マドンナ」は、
「新時代に生きる洋装美人」
だから、
お団子のあんこも、
イチゴ、ココナッツ、コーヒー
という
味付け・・。
(※たぶん、そういうことかと)
ほんとうに、
かんがえぬかれた・おかし(菓子)です
(その20、「松山城と子規の句」に、つづく)