松山じょう(城)本丸広場にある、
おみやげやさんの 店とう(頭)で、
クリンたちは、おもしろいものを 見つけました
「『蛇口をひねるとみかんジュースがでるけん』だって」
「えっ」
え・えひめ県の都市伝説として、そんな話は きいたことがあるけれど・・
「うお~~~~ ほんとに出た~~~~」
「やけにうまいね、このジュース」「ポンジュースみたいだね」
(その22、「すし丸本店で松山鮓」につづく)
松山じょう(城)本丸広場にある、
おみやげやさんの 店とう(頭)で、
クリンたちは、おもしろいものを 見つけました
「『蛇口をひねるとみかんジュースがでるけん』だって」
「えっ」
え・えひめ県の都市伝説として、そんな話は きいたことがあるけれど・・
「うお~~~~ ほんとに出た~~~~」
「やけにうまいね、このジュース」「ポンジュースみたいだね」
(その22、「すし丸本店で松山鮓」につづく)
一六タルトを こうあん(考案)した・とのさま(松平定行)が
くらしたのが、
松山のシンボル・松山じょう(城)
道後温泉を 奥ざしき(座敷)とし、
じょう(城)下にひらけた 松山の町は、あたたかく、
文学的な いよ(伊予)の中心として、
四国一はなやいだ・フンイキです
これから、クリンたちが向かう 松山じょう(城)は、
しろ(城)としてのひょうか(評価)が
たいへん高く
ある・旅行サイトでは、「行ってよかった城・第4位」
に
ランクインしているという・・
ロープウェーで 上まで行くと、けしき(景色)がすばらしい
と
きいたので、
クリンたち、のぼってみることに しました
<到着>
(わあ・・)
(高い・・・)
石垣の上にそびえる、松山じょう(城)は、郷土がほこる・天才
まさおか・しき(正岡子規)の俳句、そのまんまのすがたです
「 松山や 秋より高き 天守閣 」
(・・まさに)
おしろのだい(第)一の門をくぐると、そこには本丸にあたる
広場があり、
次なる天守かく(閣)への道のりが ひらけます
(見えてきた)
「いやはや、、すごいね、この石垣。
それに、ずいぶんキレイなお城だねー」と、
おしろ(城)には関心のうすい、チットが しょうさん(賞賛)しました
・・・より、高いところ・高いところへと、ゆうどう(誘導)された
クリンたちは、
さらに、おしろの中の急かいだん(階段)をのぼり、
天守のさいこう(最高)地点へと、歩をすすめました
すると、そこには・・・
「・・おお~~~」
(広い・・・)
広く、広く、松山タウンが、いちぼうできました
(なんて、いいながめだろう)
きたい(期待)以上、 ・・・っていうか、
おとのさま(殿様)になった、気分です
「・・・
このロケーションは、絶好すぎるね
これじゃあ、城下の者たちは、みんな
自然に敬服するよね~。
これが、廃城の危機に陥ったなんて、信じられない
廃藩置県って、
すごいことだったんだわ・・」(チット)
ひたすら、かんしん(感心)して、おしろをおりた、
クリンと家ぞくでした。
松山じょう(城)には、
さっきの句より、もっと・有名な、しき(正岡子規)の俳句が
あります。
クリンたち、実はその句のこと、ここに来るまで、
(しきにしては、つまらない句だな。)
って
思っていました。
でも、ここに立つと、しき(正岡子規)がどうして
この句をよんだか?
が
わかります。
「 春や昔 十五万石の 城下哉(かな) 」
ここに立つと、
この句が、がぜん、いみ(意味)をもちはじめるのです
(その21、「愛媛県の都市伝説」に、つづく)