クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

高知銘菓「かんざし」と、はりまやばし~クリン家ドライブ四国旅行・33

2017-03-26 | 旅行記

  南国土佐を~ あ~とに~し~て~

高知市内に入ってから、

おにいちゃんが

 ペギーはやま(葉山)っていう人の歌を、口ずさみはじめました


 この歌の中には、「よさこい節」という、

ご当地みんよう(民謡)が

ふくまれていて、

そのいっせつ(一節)、

 「土佐の高知の はりまやばしで~、坊さん、かんざし買うを見た~

で、

全国に

その名を知られる

はりまやばし(播磨屋橋)に、

 クリンたちも、行ってみることにしました


(・・・あれかな?) 


 高知市でもっとも・交通りょう(量)の多い、交差点に、

はりまやばしは、ありました 

 平成になってから、オリジナルをふくげん(復元)した、

という

赤い、小さなはし(橋)は、

 いくつかのモニュメントと、人口水ろ(路)で川をさいげん(再現)した、

「はりまや橋公園」として、

かん(観)光客向けに、せいび(整備)されていました

 「あっ、あったよ よさこいぶし


きいたところ、

この歌には、

ばく(幕)に 高知でおきた、

「男女の恋愛秘話

かくされているという・・。


 それは、こんなお話です


江戸時代

おしまいのころのこと、、


この土佐の

竹林寺、っていうお寺に、

「慶全」という 

若いお坊さんがいたそうです


 彼は、寺に出入りしていた、17さいの美少女・お馬に ひとめぼれ


彼女の気をひくため、

 はりまやばしの小間物屋で、プレゼント用のかんざしを こっそり買いました

 

 しかし 美少女・お馬は、「純信」という、

別のお坊さんと

仲良くなってしまった

ことから、

「慶全」は しつれん(失恋)・・

 しっと(嫉妬)のあまり、「純信のやつが、女にかんざしを買ってた

あいつは、破戒僧だ!

いやらしいやつめ。」


うそを

言いふらしてしまったのです


 町中に知れわたったスキャンダルは、人々の好奇の的

となり、

「純信」と「お馬」は

思いあまって

かけおち・・

 でも、すぐに見つかって、二人そろって 引き出され、

じょう(城)下

3ヶ所で

さらしものに されてしまう・・。


 という、昼ドラ系の、ざんこく(残酷)ストーリー

でした。


 仏道に生きてきた・37さい(歳)のお坊さんに とっても、


たかん(多感)な17さい(歳)

にとっても、

これは

身のおきどころのない、おしおき(仕置き)

であり、

まさに

生きはじ(恥)・・・



 二人は、その後 別れて、のち、それぞれ 

別の人と結ばれた 

そうです。。


 じゅんしん(純信)は、だいぶあとまで お馬を忘れられなかった

みたいですが、

お馬のほうは・・

昔の恋人を 

かえりみることは

なかったらしい。。


 それでも 彼と彼女の若い日の、苦い恋のきおく(記憶)

は、

人々のあわれを 

さそい、

「よさこい節」に歌われ

今では、めいか(銘菓)にも、なってます 

 浜幸ってお店が出している、「かんざし」っていう おかし(菓子)で

有名です

 

それは、

 ゆずの風味が香る、しろあん(白餡)の入った ホイルやき

表面には

「かんざし模様」・・

やさしくて、なつかしい、むし(蒸し)ケーキ 

 しかも お馬の「かんざし」をイメージした、

かんざし型の、すももあめが ついてきて、


 若い・お馬の、かれん(可憐)さ をも伝える

実に

すてきな

おかし(菓子)なのです





(その34、「ぼうしパンのリンベル」に、つづく)



















コメント (4)
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