『雨』
が、
男女のむね(胸)のうちを 冷たく ぬらす
文学作品
と、いえば
『情事の終り』
を、
かならず
あげなければならない
と、
しん(親)友・チットは 言ってます
イギリスの国民的作家
・グレアム・グリーンが
書いた
けっさく(傑作)、
『情事の終り』(じょうじのおわり)
それは、タイトルが 示す通り、
フリン(不倫)の 小説
です
<さいしょだけ、あらすじ>
主人公は、そこそこ・有名な
作家
で、
「官僚の美人妻」と 男女かんけい(関係)に
ありました
作家は、
「次の小説では、官僚のことを書~こう」
と
考えて、
ネタづくりのために
美人妻に 近づいたのですが、
やがて 本気になり、
はんもん(煩悶)しはじめます。。
しかも
とつぜん・彼女が れんらく(連絡)を
た(断)ってきたものだから
はんもん(煩悶)は
拡大され、
くやしさ、
かなしさ、
みれん(未練)、
しっと(嫉妬)、
ぎわく(疑惑)、
を
全部 かんじなければ ならなくなり、
苦しみます。。
(・・・この恋は、本気愛ではなく、
単なる情事だったのか)
それを
たしかめたくて、
主人公は、
彼女を
たんてい(探偵)に 探らせるのですが・・・
「
この本については・・文章が最高だから、
皆さまにも読んでほしい。
だから、ネタバレしないで
結末を 教えてしまったら
おしまいだから・・。」
と
チットが くぎ(釘)を さしてきたので、
その後の てんかい(展開)は
ナイショです。
ただ・・・
物語の「登場人物」たちは、
主人公も、
フリン相手も、
その夫も、
みんな・ぜんりょう(善良)
で
あたまの 良い人たちで、
自分の心に 向き合って・苦しむ、
じゅんすい(純粋)な たましいの
持ち主だった
とだけ、
申し上げておきます。
(ある一定以上のレベルの人々が「道ならぬ恋」に
ハマると、
こんなふうになるんだ・・)
ということが わかる、
大人すぎる・一冊、
『情事の終り』・・
「婚外恋愛当事者」
には、
あらりょうじ(荒療治)となり、
「人生経験豊富な読者」
には、
人生における・何事かを かくにん(確認)させ、
「未熟者」には、
どくしょ(読書)による・「疑似体験」を
ていきょう(提供)してくれる、
よりすぐりの 人間ドラマ、
と
言えます。。
クリンのような、みじゅく(未熟)者
には、
ぜったいに
わからない・りょういき(領域)
ですが・・・
(・・・そ、そのうち、
さんこう(参考)に することも
あったりするのだろうか
ゆづ~~~~)
(明日は、日本の「雨小説」を ピックアップします)