クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

雨の日に読む小説・1(サマセット=モーム『雨』)

2020-04-02 | 本と雑誌

 ここ数日、雨が ふるように

なりました。

 

  春です

 

 

そこで

今日からは、

春の雨の インドアライフ

沿うような、

 

「雨の日に、読みたい小説」

を、

いくつか 

ピックアップしていこうかな~

 

なんて、思います

 

 

<その1>

 

「雨」といって 思い出す小説、

 

といえば・・

 

 タイトルからして、ずばり

雨』

の、

サマセット=モームの『雨』

が 

外せませんので、

ここから いかせていただきます

 

 ・・・まあ、小説のぶたい(舞台)が

「サモア」の 島なので、

ふる雨も

ねったい・とくゆう(熱帯特有)

ドワ~~~~~~

っていう ごうう(豪雨)であり、

 

日本の春の長雨とは、かけはなれているのですが・・・

 

せっかく・文ごう(豪)が

「雨の描写に、最大の意識を注いで書いた」

名品

 

ですので、

 

ここは、けいい(敬意)を 払って

よんでみたいと 思います

 

 主人公は、伝道にもえる・キリスト教の

せんきょうし(宣教師)

 

たまたま・のった船

が、

けんえき(検疫)に 引っかかってしまい

 

雨りょう(量)が多い

太平洋の島に、

2週間 

たいざい(滞在)することに なりました

 

 その間・・、同じ宿に 泊まっていた、

あばずれ・しょうふ(娼婦)

悔い改めさせよう

せんきょうし(宣教師)ディヴィドソン

しつこく けいもう(啓蒙)する

 

のですが・・・

 

 この地方・とくゆう(特有)

の、

何もかも

押し流してしまうような

はげしい・雨の力に

押し流されて・・・

 

 

ディヴィドソンの りせい(理性)も 

あらがいがたく

押し流されてしまう・・

 

 

そんな、

大人向けの お話しです。(

 

 ・・・・どこにも 行き場がないほど、ふりつづける

不快な雨に 

ひたされつづけると・・

 

人間の 見せかけの小ぎれい(綺麗)さ

なんて、

ふやけてしまうんだよ

 

とでも、言いたいのか

 

 

作者のモームは

(ああ・・)な

ラストシーンを ようい(用意)していますが・・・

 

 「なんだか、新型コロナウイルスで、2週間

閉じ込められた豪華客船を

彷彿とさせるわ~

関係ないけど

でも、

こういう、ただれた文章に 汎用性を持たせるなんて・・

 

さすが、文豪だね

 

しん(親)友・チット

は 

不快そうに、かんしん(感心)してました

 

 

 

 

(明日は、アーネスト・ヘミングウェイの雨小説を、レビューします

 

 

 

 

 

コメント (2)
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