ここ数日、雨が ふるように
なりました。
春です
そこで
今日からは、
春の雨の インドアライフ
に
沿うような、
「雨の日に、読みたい小説」
を、
いくつか
ピックアップしていこうかな~
なんて、思います
<その1>
「雨」といって 思い出す小説、
といえば・・
タイトルからして、ずばり
『雨』
の、
サマセット=モームの『雨』
が
外せませんので、
ここから いかせていただきます
・・・まあ、小説のぶたい(舞台)が
「サモア」の 島なので、
ふる雨も
ねったい・とくゆう(熱帯特有)
の
ドワ~~~~~~
っていう ごうう(豪雨)であり、
日本の春の長雨とは、かけはなれているのですが・・・
せっかく・文ごう(豪)が
「雨の描写に、最大の意識を注いで書いた」
名品
ですので、
ここは、けいい(敬意)を 払って
よんでみたいと 思います
主人公は、伝道にもえる
・キリスト教の
せんきょうし(宣教師)
たまたま・のった船
が、
けんえき(検疫)に 引っかかってしまい、
雨りょう(量)が多い
太平洋の島に、
2週間
たいざい(滞在)することに なりました
その間・・、同じ宿に 泊まっていた、
あばずれ・しょうふ(娼婦)
を
悔い改めさせよう
と
せんきょうし(宣教師)ディヴィドソンは
しつこく けいもう(啓蒙)する
のですが・・・
この地方・とくゆう(特有)
の、
何もかも
押し流してしまうような
はげしい・雨の力に
押し流されて・・・
ディヴィドソンの りせい(理性)も
あらがいがたく
押し流されてしまう・・
そんな、
大人向けの お話しです。()
・・・・どこにも 行き場がないほど、ふりつづける
不快な雨に
ひたされつづけると・・
人間の 見せかけの小ぎれい(綺麗)さ
なんて、
ふやけてしまうんだよ
とでも、言いたいのか
作者のモームは
(ああ・・)な
ラストシーンを ようい(用意)していますが・・・
「
なんだか、新型コロナウイルスで、2週間
閉じ込められた豪華客船を
彷彿とさせるわ~
関係ないけど
でも、
こういう、ただれた文章に 汎用性を持たせるなんて・・
さすが、文豪だね」
と
しん(親)友・チット
は
不快そうに、かんしん(感心)してました
(明日は、アーネスト・ヘミングウェイの雨小説を、レビューします)