クリスマスも終わって、いよいよ新年を迎える準備で慌しくなって来ましたね。
私は毎年手作りの年賀状を準備していますが、例年通りのスロースターターで、今頃やっとエンジンがかかってきました。
だって、ただでさえそんなにたくさん出さないのに、今年は喪中ハガキが多くてやる気出ないんだよ…
それでも、毎年どんなのが届くかと、少数ではありますが楽しみにしてくれる人もあり、出さないわけにはいかないので、準備にとりかかりました。
今年は楽な消しゴムハンコで行きましょう
最近は、彫った所が分かるように表面にあらかじめ色が付いてるのとか、
爪楊枝でも簡単に彫れちゃうような商品もあって、人気が高いもようです。
100円ショップにも売ってたし。
極端な話、大きいものを彫るのでなければ、普通の消しゴムでも構わないわけですが。
まずはデザインを考えます。
来年はイノシシ…、すぐアイデアが浮かんだので、安易ですがそれで決定。
イメージは、「イノシシがダッシュしている後ろをついていく猫」
最近は、干支の動物に猫を必ずからめるようにしているのです
イノシシは見本がないと描けないので、参考に使えそうな干支のイラストをフリー素材で探して、それをアレンジしたりします。
今回は、ほとんどそのまんま使えそうなのが見つかりました
できた原画を、鉛筆でトレーシングペーパーに写し取って、裏返して消しゴムに当て、線の部分をこすって転写。
簡単な図柄の時は、横着して原画の紙をダイレクトに消しゴムに押し当ててもイケます
簡単に鉛筆の線が消しゴムに移りますが、そのままだと彫ってるうちに手で擦れて線がボケちゃったりするので、大きいものや細かい絵を彫る時などは、線をボールペンなどでなぞって消えないようにしておく方がいいですよ。
さて、カッター1本でも彫れちゃうのが消しゴムの良い所
コツは、断面図にした場合、彫らずに残す所(インクをつける部分)が台形に盛り上がるように斜めにカッターを入れるだけです。
逆の角度にカッターを入れちゃうと、反対側を彫る時に細かい部分なんかは取れちゃいますのでご用心。
私の場合、まずは周りをぐるりと彫りまして、その後で中を抜いていきます。
中の広い部分なんかは、カッターだと彫りにくかったりするので、その時は彫刻刀を使うと便利です。
今回は全部カッターで彫りました。
耳の中とか、汗の中とかの細かい部分は、カッターではなく消しゴムの方を動かすようにする方がいいみたいです。
猫とイノシシ完成。
試し押しをしつつ、微調整します。
インクは、市販のカラフルなインクパッドを使います。
100円ショップでも色々売ってます。4色セットなんてものもありました
コレだけではやや寂しいので、文字も彫る事にします。
文字は簡単な線彫りにしました。
白抜き文字になるように彫ります。彫る所がものすごく少ないので、あっという間です
同じスタンプの裏(何も彫ってない方)に明るい色のインクをつけて押し、次に文字の入った方の面に濃い色をつけてクロスするように押すと、1個のスタンプで一石二鳥
どの色が合うか試し押し
これでスタンプは完成にしようかと思いましたが、まだ余白が寂しかったので、さらに「今年もよろしくおねがいします」を追加して彫りました。
こっちは白抜きではなく、周りを彫るタイプにしました。
実はこういう風に文字を彫るのが一番面倒くさいです。間隔が狭くて細かい部分が多く、縦棒と横棒がクロスする部分など、ちょっとずれても文字としておかしなことになります
でもなんとか完成。
「願」を漢字にするとものすごく大変なので、ひらがなです
できたスタンプを年賀状に押し、最後にイノシシや猫に、色鉛筆や水彩絵具と水筆(←お手軽で超便利!)を使って色をつけます。
水筆は、筆ペンの軸の部分に水を入れるような構造で、軸を押すと筆先に水が染み出してくるので、色の濃度調整もラックラク
描きながら、水を増やしてボカシを入れるのも簡単です。
色を変える時も、水を染み出させながらティッシュに2,3回チョンチョンとなすりつければ色が抜けるので、いちいち筆を洗わなくてもすぐ次の色が塗れます
色塗りは丁寧にしなくても、はみ出したりにじんだりするのも味
逆にキレイに塗りすぎると、手作りと分かってくれなかったりします
ハンコも、彫り残しの汚れがあるくらいじゃないと、手作り感が薄れます。(私はつい汚れまで取っちゃうけど)
そんなこんなで完成品
スキャナーを使わなかったので、画像が汚くてゴメンナサイ
以上、エンジンがかかってしまえば、半日ほどで作れます。(←じゃあ早くやれっ)
私のようにスロースターターの方は今からでも
早めにちゃんと済ましちゃってる人は来年の参考にどうぞ~