10月の終わり頃、ベージュのジャケットにシミをつけてしまった話をしました。
プリンターのインクなので強力で、何を使っても落ちず、かえってにじんで広がったり、元の生地の色の方が薄くなる始末。
お気に入りだったのにとかなり凹みました。
そこで、どうせ着られなくなるのなら、と思い切って濃い色に染めてみる事にしました。
生地を染めるのに定番の商品、ダイロンという染料を使いました。
ずっと前に一度使った事があるのですが、その時は思った色とちょっと違っていて、結局ほとんど着る事がなかったです。
なので、今回も使うのをためらっていました。
でもダメ元でトライ
同じダイロンでも、「コールド」は水で染められてお手軽らしいのですが、化学繊維には向かないらしく、このジャケットは綿とテンセルの混紡だったので、通常の「マルチ」というのを使いました。
「マルチ」は熱湯で染めるタイプです。
ドライマーク付きで水に漬けるマークにはバッテンが付いていたので、熱湯はヤバイかも…と不安に思いつつ、「どうせこのままでは着れないんだっ」と決心。
熱湯がたくさんいるし、20分撹拌し続けなければいけなかったりするし、すすぎも何度やっても色が出るし、ものすごく面倒でした
お風呂場でやったんですが、飛び散ったら床や湯船まで染まりそうで、散る度にすぐ水で洗い流したり、染液を流すのにも、排水溝の周りにつかないように慎重に慎重に…
そして結果は…
こんな状態だったのが
こうなりました
生地がシワシワになっちゃったけど、(元の状態では、ハリのある生地だった)アイロンをかけたらまあまあ戻ったし、色もイメージどおりではなかったけれど着てもいいかな、という程度。
肝心のシミも全く分からなくなりました。
まあまあ成功と見てよい仕上がり
でも、すごく大変だったから二度としたくないです…