日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

『魍魎の匣』映画化!?

2006-12-12 | 本と漫画の話
“静岡県の「フィルムサポート島田」というサイトで、映画『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』のエキストラ募集が告知されている”というブログ記事をたまたま見つけました。

2004年に映画化された京極夏彦の『姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)』に続く第2弾で、主演の堤真一、友人役の永瀬正敏、阿部寛、宮迫博之も続投。
第1作は先月亡くなった実相寺昭雄さんが監督でしたが、今回は原田眞人さんという人が監督だそうです。2007年秋全国ロードショー予定だとか。

『姑獲鳥の夏』公開の頃、続編も…という噂はあったように思うのですが、その後具体的な話は全く聞かなかったし、そのうえ実相寺監督が亡くなってしまいました。
これで続編の映画化は確実に流れただろうなぁ、と思っていたのでビックリです。


『姑獲鳥の夏』は張り切って映画館へ行ったけど、複雑な話なので、約2時間にまとめるには無理があったし、原作読んだ人じゃないとたぶん理解できないだろうなぁ…と思いました。
京極先生がチラリと出ていたりして、ファンにはお楽しみ所もあったけど、ファン以外には正直どうだろう
その一方、漆黒のはずの京極堂の衣装が紫色だったり、キャストに違和感があったり(せっかくエキセントリックなキャラクターも演じられる阿部寛さんが榎木津なのにすごく普通っぽかったり、榎木津と双璧となる木場修太郎が雨上がり宮迫で明らかに迫力不足だったり)で、ファンとしては納得できない部分も多かったです。
そういった意味でも、ファンにもそうでない人にもそれぞれに満足いきかねる印象だったので、もう次回作はないだろう、と思っていました。

でもやるんだ


『魍魎の匣』は、個人的にシリーズの中でも一番面白くて気に入っている作品です。
それだけに、嬉しいような怖いような… (木場修メインだしな…)

今度は『デスノート』みたいに、原作を知る人もそうでない人も楽しめる作品を期待したいと思います。
コメント
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