日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

『ダ・ヴィンチ』 ブック・オブ・ザ・イヤー2006

2006-12-14 | 本と漫画の話

本の雑誌『ダ・ヴィンチ』の12月号特集は、毎年恒例の「ブック・オブ・ザ・イヤー」です。
ダ・ヴィンチ読者の投票による、今年出版された本の人気ランキングです。
ジャンル別や人気作家ランキングなどもあります。
本好きが選ぶので、ベストセラー以外にも、一般的にはあまり知られていない密かに人気の本などが入ることがあります。

総合順位は以下の通り。

1位 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 J・K・ローリング
    やっぱりね!
2位 『陰日向に咲く』 劇団ひとり
    えっマジで
3位 『名もなき毒』 宮部みゆき
    順当
4位 『ハチミツとクローバー』 羽海野チカ
    おお~
5位 『のだめカンタービレ』 二ノ宮知子
    順当だけど、ハチクロの方が上なんだ…
6位 『DEATH NOTE』 大場つぐみ/小畑健
    やっぱりね…
7位 『生協の白石さん』 白石昌則・東京農工大学の学生の皆さん 
 
   あれコレ今年だっけ
8位 『邪魅の雫』 京極夏彦
 
   ここに入りましたか
9位 『国家の品格』 藤原正彦
 
   まあね、売れたしね
10位 『まほろ駅前多田便利軒』 三浦しをん
  
  直木賞だもんね

以下11位『銃とチョコレート』、12位『夜市』、13位『赤い指』、14位『きょうの猫村さん』、15位『オシムの言葉』、16位『チョコレートコスモス』、17位『週末のフール』、18位『愛の流刑地』、19位『ウェブ進化論』、20位『チーム・バチスタの栄光』…

2位に『陰日向に咲く』が入っているのがすごく意外でした。
芸人さんの本なのに、内容的にも評価が高いのですね。読んでみようかなぁ、という気になりました。
でも、図書館検索したら、予約待ち150人
そういえば『東京タワー』はどうなったかな、とついでに検索したらこっちは250人
そんなに長いこと待てません

『ハチクロ』『のだめ』『DEATH NOTE』などの漫画が軒並み上位に入っています。
普通は一般書籍と漫画はランキングを分けるけど、分けない所が面白いですね。

11位以下に、『銃とチョコレート』や『夜市』などのお気に入りが入っているのがちょっと嬉しい。もう少しでトップ10入りだったんですよ

お気に入りの作品がランキング入りすると、「やっぱりみんなも良いと思ったんだ…」と自分が褒められた気がして嬉しい半面、「イマイチ…」と思っていたのが人気だと、自分の読解力が悪いのかと凹む事も…
今回のランキングの中で読んだ事がある本の順位については、まあ納得だったのでホッとしました。

ところが、『ダ・ヴィンチ』には、「絶対はずさない!プラチナ本」というコーナーがあって、毎月編集部の方達が選び抜いた、「誰が読んでも絶対はずさない(面白い)」という鉄板の本を1冊紹介してくれます。
ここで紹介されていた本を読んで、いい本に出会えたことも幾度か…
今月は何かと見ると、『きつねのはなし』でした。
珍しく、紹介される前に読んでるよっ
でも、私としては「イマイチ」だったんだ…
確かに、話自体は幻想的で、引き込まれたし、かなり好みだったです。
でも、謎が謎のまま終わるのが気持ち悪いんだ~
でもやっぱり、こういうのが苦手じゃない人には、かなり評価が高いようです。
「絶対はずさない!プラチナ本」に選ばれたという事は、“苦手じゃない人”の方が多いんだ普通なんだ
ちょっと凹むなぁ…

コメント (6)
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