

寒冷地に住む方にとっては大変なこと。
転勤族で引越し貧乏時代に秋田の郡部に1年9ヶ月だけ住んでいました。
冬はホントに半端なく寒いんです。東京からいきなり秋田に行って、初めての冬の寒さに、


吹雪のなると、家から出られず、うっかり出ると地吹雪とやらで道が消えてる。
梅雨時から住み始めたので、いきなり冬じゃなくて良かったよ。ねっ!って会話はしょっちゅう。
それで、オガライトの話。
その住宅では、お風呂を沸かすのはオガライトでした。
何?これ?バームクーヘンみたい。
おが屑を固めたもので、なっかなか火がつかない。お隣の先生に”ちょっと灯油をつけて使うのさぁ”と教えていただき、なるほど

お風呂に入るにはいったん勝手口のようなところからスルリと外に出て、何個かのオガライトに灯油をつけて火をつけ、沸かします。
夏場はケロヨンとヘビが・・・冬はドアが凍って・・・
だから私はこの作業を一度もしたことはありませんでした。

出張中、一人の時はお風呂に入れません。
その時は大きなおなかをしていたので、勝手口からスルリと出られなかったのです。
さてと、潮時だな?東京帰るか!

結婚式で3ヶ月もてば良いほうじゃない?別居だから半年はもつよ!の私でしたが秋田に行った時は、荷物降ろしたトラックに乗って一人で帰ってくるよ。
が、大方の予測。妥当です。でも持ちました。それはお隣の先生の奥様がとってもいい人だったから。すべては人間関係

そして、秋田を去るときに、”よんく、逃げ出さなかった、エライ!”と褒めていただきました。

で・何が言いたいのか


灯油が値上がりしては困るのです。値上がりしてしまうのは仕方ないとしても、ながーい日本、寒冷地の方だけが負担大なんて、不公平

寒冷地の厳しい冬をほんのちょっとだけですが、知ってしまったので。
オイ、福田!

