作品紹介・あらすじ
芥川賞受賞第一作。
公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。わざとやってるんじゃなくて、いいことも、にこにこしちゃうのも、しちゃうから、しちゃうだけ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人を除けてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作(「いい子のあくび」)。郷里の友人が結婚することになったので式に出て欲しいという。祝福したい気持ちは本当だけど、わたしは結婚式が嫌いだ。バージンロードを父親の腕に手を添えて歩き、その先に待つ新郎に引き渡される新婦の姿を見て「物」みたいだと思ったから。「じんしんばいばい」と感じたから。友人には欠席の真意を伝えられずにいて……結婚の形式、幸せとは何かを問う(「末永い幸せ」)ほか、社会に適応しつつも、常に違和感を抱えて生きる人たちへ贈る全3話。
読書備忘録
「いい子のあくび」
何というか・・・わかるよ~!私もそうだよ~!
ここにも書いているけれど、私がもしサトラレだったら、満員電車の中ではボコボコにされているはず!ってね。
ただ、人にはぶつからないようにはしています。まして、ぶつかったる。なんてことはあり得ない。なぜなら、子供の頃から人より先によける。ってことを教わっていたから。それは、人の多いところで生まれ育っているから、気をつけなさい!って・・・だからね、驚きましたよ。
歩きスマホをしている輩にもぶつかったるは危険です。そもそもルールを守っていないのだから。
で、大地とはどした?聞くだけ野暮?スマホ見ちゃったからね・・・
もう、あくびしてもいいんじゃない?
恐っ!
「お供え」
OLと、人材派遣で10年弱、意地の悪い人はいなかった。子どもの手が離れて銀行でパートをしていた時には、うっそ!ってくらい意地の悪い人がいた。資料を隠したり、回覧をギリギリまで自分で持っていて終業のベルと同時に隣の席にホラっとするからその先の人たちは全員帰れず、ほんと意地悪だよね!と言いながらみんなしてみて、ちゃっちゃと印鑑押してたり、もっぱら可哀そうな人なのだ、と思うことにしていたわ。
「末永い幸せ」
あらー・・・来たんだ。
気持ちの持って行きどころって、たまに自分でもわからないことありますよね。
行動して、何でだ?とか・・・
★★★★★
今朝は 雨